カント(CRDA) Z.508試作水上爆撃機

CANT(CRDA) Z.508

イタリア王立空軍

Z.508
Z.508原型機

 カント社が長距離飛行のために製作した飛行艇Z.501を 重爆撃機として使用するため、拡大改良を施して完成した機体。搭載量を確保するため機体を拡大さ れており、また飛行能力を低下させないためエンジンは3発に改められている。主翼や胴体の形状は サイズが拡大したのみであまり変化が無いが、垂直尾翼は形状も変化した。
 1936年に完成した原型機は飛行試験でいくつかの国際記録を樹立しているが、すでに水上爆撃 機の時代ではなくなってきていたため、量産化されることなく終わっている。3機(1機だけとする 説もある)製作された原型機は、全機がイタリア空軍の第171飛行隊に所属させられたが、短い間 だけ訓練任務に使用されただけで、1940年頃には全機が解体処分されてしまった。

機体詳細データ(Z.508)
全長21.82m全高 4.43m
全幅30.00m翼面積62.00m2
自重5,600kg最大重量10,000kg
最高速度315km/h上昇限度7,200m
航続距離3,000km巡航速度248km/h
発動機イゾッタ・フラスキーニ「アッソ」XI RC.40 液冷V型12気筒 860馬力×3基
乗員数 5名総生産機数 3機(1機説あり)
武装7.7mm機銃×2(機首銃座)、12.7mm機銃×2(背部、主翼銃座)、爆弾1,000kg搭載
主要タイプ Z.508:3発水上爆撃機の試作機。原型のみで量産されず(3機(1機説あり))