ダグラス XTB2Dスカイパイレート試作艦上攻撃機

Douglas XTB2D "Skypirate"

合衆国海軍航空隊

XTB2D-1
XTB2D−1原型機

 米海軍が建造中だった大型空母ミッドウェイ型に 搭載するために1943年から開発を行った艦上攻撃機(雷撃機)。
 長大な航続距離と大きな搭載能力を持たせるため機体はかなり大型化し、これまでの航空母艦では 格納庫に搭載できないサイズに仕上がっている。3,000馬力を超える強力なワスプ・メジャーエ ンジンで二重反転プロペラを駆動し、4トンもの爆弾(もしくは4発の航空魚雷)を搭載、日本海軍 母艦搭載機のアウトレンジから発進し先制攻撃を行うための機体で、自衛用火器として主翼内に20 ミリ機関砲と遠隔操作の胴体銃座に12.7ミリ機銃の搭載が予定された。
 原型機は1945年2月に完成したが、そのころには標的としていた日本海軍航空母艦戦力はほと んど存在しなくなっており、また雷撃専用の艦上攻撃機自体の存在意義も薄れていたため、第二次大 戦の終結を機に開発は中止された。

機体詳細データ(XTB2D−1)
全長14.02m全高 5.05m
全幅21.34m翼面積56.21m2
自重8,348kg最大重量12,948kg
最高速度547km/h(高度4,744m)上昇限度7,468m
航続距離2,010km巡航速度270km/h
発動機プラット&ホイットニー R-4360「ワスプ・メジャー」空冷星形複列28気筒 3,350馬力×1基
乗員数 3名総生産機数 2機
武装20mm機関砲×2(前方固定)、12.7mm機銃×5〜7(遠隔銃座)、
8,000lb(3,629kg)の爆弾または航空魚雷×4
主要タイプ XTB2D-1:原型機呼称。終戦のため開発中止(2機)