カーチス XBT2C試作雷撃機

Curtiss XBT2C

合衆国海軍航空隊

XBT2C
カーチスXBT2C−1(単座型)

 1943年後半に米国海軍はカーチス社に対してXBTC−1の名称で単座雷撃機原型機2機の発注を おこなった。外翼にかなりの上反り角を持ち、プラット&ホイットニー社製のR−4360(3,000 馬力)という大出力エンジンを搭載したこの機体は生産発注を受けること間違い無しの高性能を示した。 しかしこの要求はカーチス社のみではなく、ダグラス社とフリートウィング社、マーチン社にも原型機が 発注されており、結局生産発注を受けたのはダグラス社の AD−1スカイレーダーと マーチン社のAMモーラーで あった。
 1945年にカーチス社はXBTCとほとんど同じ機体に出力の低いライトR−3350エンジンを搭載 した複座雷撃機XBT2C試作機10機の契約を得ることができたが、これも戦争終結のため10機中9機 が製作されたのみで生産中止となってしまった。
 このXBT2Cがカーチス社が米国海軍のために製造した最後の航空機となったのである。

機体詳細データ(XBT2C−1)
全長11.94m全高 3.68m
全幅14.50m翼面積38.65m2
自重5,565kg最大重量8,600kg
最高速度531km/h(高度5,180m)上昇限度8,020m
航続距離2,100km巡航速度不明
発動機ライト R-3350-24 空冷星形複列18気筒 2,500馬力×1基
乗員数1〜2名総生産機数 9機
武装20mm機関砲×2、航空魚雷×1または爆弾最大907kg
主要タイプ XBTC-1:単座雷撃機原型。R-4360エンジン(3,000hp)搭載
XBTC-2:XBTC-1と(R-4360系ではあるが)若干異なるエンジンを搭載した原型
XBT2C-1:複座(単座もある)雷撃機原型。R-3350-24エンジン(2,500hp)搭載