フォッカー T IVA水上雷撃機

Fokker T IVA

オランダ領東インド海軍航空隊 他

T IVA
オランダ領東インド海軍向けに製作されたT IVA

 1920年代末に製作された陸上機T IVから発展した水上雷撃/偵察機。T IVより300馬力も 出力を強化したエンジンを搭載し(このため機体構造強化が必要となった)、極東方面での運用に適 するよう密閉式操縦席へ変更されている。
 オランダ軍は東南アジア植民地で使用するため当機を12機発注しており、1936年からは既存の T IV爆撃機も当機T IVA基準に改装され最終的に18機が調達された。また改修機のうち3機はポ ルトガルに輸出されている。
 太平洋戦争が始まり日本軍が侵攻を開始した1942年初頭、当機は蘭領東インドにおいて沿岸の哨戒、 海上偵察任務に従事しており、頑丈で信頼性の高い機体として海上救難任務にも使用されたが、同年3月 に現地オランダ軍が降伏した後の消息は掴めていない(侵攻した日本軍に鹵獲されたか、地上破壊された か不明)。

機体詳細データ(T IVA)
全長17.60m全高 6.00m
全幅26.20m翼面積97.80m2
自重4,665kg最大重量7,200kg
最高速度260km/h(高度800m)上昇限度5,900m
航続距離1,560km巡航速度215km/h
発動機ライトSR-1820-F2「サイクロン」空冷星形9気筒 750馬力×2基
乗員数 4名総生産機数新造12機+改造9機
武装7.92mm機銃×3(機首、腹部、背面各1)、800kgまでの爆弾または航空魚雷×1
主要タイプ T IVA:当機の総称。T IV改造機も改造後はこの名称となった