サボイア・マルケッティ SM81ピピストレッロ爆撃機

Savoia-Marchetti S.M.81 "Pipistrello"

イタリア王立空軍

S.M.81
スペイン内乱でフランコ軍爆撃機として使用されるSM81

 サボイア・マルケッティ社が1920年代末に開発した輸送機SM73をベースに発展させた機体。 固定脚・尾輪式の低翼片持ち単葉機で、サボイア・マルケッティ社お得意の3発機であった。
 1935年に原型機が初飛行したが、同年10月イタリアがエチオピア侵攻を開始した時点ですで に実戦部隊へ就役を開始しており、エチオピアでは本務の爆撃以外に偵察や輸送任務へも従事した。 また当機はスペイン内乱においてフランコ軍へ供与された最初の機体の一つでもあり、供与された機 体の一部は後にスペインの民間航空会社で使用されている。
 第二次大戦勃発時には約100機がイタリア空軍に就役中だったが、既に旧式化しており第二線級 任務に使用される事になった。しかし低速ではあるが暗闇の中の夜間爆撃任務ではまだ有効であると して多くの機体は夜間爆撃任務に使用されている。
 イタリアが降伏した時点で生き残っていた機体は連合軍側に付いた南部イタリア空軍で働き、戦後 数年間も極少数機がイタリア空軍で使用されている。
 なお当機の愛称「ピピストレッロ」とはイタリア語でコウモリのことである。

機体詳細データ(SM81)
全長17.80m全高 4.45m
全幅24.00m翼面積93.0m2
自重6,300kg最大重量9,300kg
最高速度340km/h(高度1,000m)上昇限度7,000m
航続距離2,000km巡航速度200km/h台後半
発動機ピアッジョ PXRC35 星形空冷複列14気筒 700馬力×3基
乗員数4〜6名総生産機数540機程度
武装7.7mm機銃×5〜6、爆弾最大2,000kg搭載(通常は1,200kg程度)
主要タイプ S.M.81:生産型。いくつか異なった搭載エンジンタイプの機体がある
S.M.81B:試作双発型。イゾッタフラスキーニ・アッソX1RCエンジン(840hp)搭載