ブラックバーン スキュア艦上爆撃機

Blackburn Skua

英国艦隊航空隊

Skua
英艦隊航空隊所属のスキュアII

 仕様書O.27/34により開発された当機は英国海軍にとって初めてづくしの機体であった。 英海軍最初の急降下爆撃機であり、引き込み脚や可変ピッチプロペラを採用した最初の艦上機で もあったからである。
 この仕様書に対してはアブロ社、ボールトンポール社、ホーカー社、ビッカース社などが競争 相手として名乗りを上げていたが、飛行試験や射爆試験などで好印象を与えたブラックバーン社 製作の当機が採用された。
 原型機にはブリストル・マーキュリーIXエンジン(840hp)が搭載されていた(この原型機飛行 前の設計段階で、すでに英軍から発注がなされておりスキュアの呼称が付けられていた)の だが、生産されるマーキュリーエンジンは全て ブリストル・ブレニウムにまわさ れることとなったので急遽ブリストル・パーシュースXIIエンジンが生産型に搭載されることと なった。このため生産型はスキュアIIと呼称されるようになっている。
 1938年から部隊配備が始まっているが、当機の第一線における現役期間は短く41年には 実戦任務から退き、標的曳航や訓練任務に使用されるようになっている。しかし、この短い実戦 期間にドイツ巡洋艦 ケーニヒスベルグ撃 沈やダンケルク撤退掩護など数々の武勲をたてている。

機体詳細データ(スキュアII)
全長10.85m全高 3.81m
全幅14.07m翼面積28.98m2
自重2,090kg最大重量3,732kg
最高速度362km/h(高度1,980m)上昇限度6,160m
航続距離1,223km巡航速度266km/h
発動機ブリストル「パーシュース」XII 空冷星形9気筒 890馬力×1基
乗員数 2名総生産機数192機(原型2+Mk.II 190)
武装7.7mm機銃×5(前方固定4、後方旋回1)、500lb(227kg)または250lb(113kg)爆弾×1(胴体下)、
40lb(18kg)小爆弾×4または20lb(10kg)小爆弾×8(主翼下)
主要タイプ B-24:当機の社内モデル名。原型機も同様
Skua I:マーキュリーエンジン搭載の生産型。エンジンが調達できず生産されなかった
Skua II:パーシュースエンジン搭載の生産型