ロゴザルスキ SIM−XIV−H水上偵察機

Rogožarski SIM-XIV-H

ユーゴスラビア王立海軍

SIM-XIV-H
ユーゴスラビア海軍のSIM−XIV−H水上偵察機

 1930年代後半にユーゴスラビア海軍の要求に基づいて開発された水上偵察機。木製 構造の機体に双フロート式双発単葉の機体は1938年2月に完成、初飛行した(この機 体がユーゴスラビア初の国産双発機であった)。
 1941年にドイツ・イタリアなどの枢軸軍がユーゴスラビアに進撃を開始した時点で 13機(もっと少数だとする説もある)が配備されていた当機は、アドリア海での哨戒や 機雷敷設などの任務に従事している。
 ユーゴスラビアが占領されたとき、2機がエジプトに逃亡しイギリス軍に保護されたが、 補修部品の入手困難からほとんど飛行することは無かった。また6機がイタリア軍に接収 され、1943年頃までイタリア軍の練習機として使用されている。

機体詳細データ(SIM−XIV−Hシリーズ0)
全長11.20m全高 4.48m
全幅15.12m翼面積35.55m2
自重2,250kg最大重量3,500kg
最高速度243km/h上昇限度4,300m
航続距離830km巡航速度208km/h
発動機アルグス As10C 空冷倒立V型8気筒 240馬力×2基
乗員数 3名総生産機数13機
武装7.9mm機銃×2(機首、背部銃座各1)、200kgまでの爆弾・機雷
主要タイプ SIM-XIV-H.0:原型を含む初期型。As10Cエンジン搭載
SIM-XIV-H.1:主翼や尾翼を改良した型。As10Eエンジン(270hp)搭載