カーチス SCシーホーク索敵・対潜機

Curtiss SC "Seahawk"

合衆国海軍航空隊

SC
SC−1生産2号機(生産3号機まではXSC−1と呼ばれた)

 1942年に米国海軍はカーチスSO3CシーミューヴォートOS2Uキングフィッシャーの後継機 となるフロート・車輪交換式の水陸両用単座索敵機の提案提出を各メーカーに要求した。
 この要求に応えカーチス社は同年8月にカーチスモデル97の設計案を提出したが、米国海軍がXSC−1 として原型機2機の契約をカーチス社と締結したのは翌年の3月末だった。
 製作されたXSC−1は全金属製片持ち単葉機で上反り角の付いた折り畳み式主翼と翼端フロートを持った 機体であった。この翼端フロートには若干の補助燃料を入れることができ、また主フロートと車輪主脚の接続 ポイントを共通化しており簡単な作業でフロートと車輪の交換を行えるようになっていた。
 1944年2月に原型1号機が初飛行し生産ラインから生産契約機の500機が続いたが、就役時点で既に 活躍の場はあまり残されておらず、第2期契約の450機は戦争終結により66機が生産されただけで契約破 棄となってしまった。捜索救難や偵察任務に使用されていた機体もヘリコプターの台頭により1940年代末 には全機が退役した。
 強力なエンジンと透明張り出し風防を装備した改修型SC−2も終戦間際に契約締結がされたが、これも1 0機程度が納入されたのみで契約は取り消されている。

機体詳細データ(SC−1【陸上機型】)
全長11.09m全高 3.89m
全幅12.50m翼面積26.01m2
自重2,867kg最大重量4,080kg
最高速度504km/h(高度8,715m)上昇限度11,370m
航続距離1,000km巡航速度201km/h
発動機ライト R-1820-62「サイクロン」空冷星形9気筒 1,350馬力×1基
乗員数 1名総生産機数約570機(577機説が有力)
武装12.7mm機銃×2、爆弾最大650lb(295kg:翼下に爆弾架2基)
主要タイプ XSC-1:原型機。社内呼称 Model 97A
SC-1:生産型。社内呼称 Model 97B
XSC-1A:R-1820-76エンジン(1,425hp)搭載の改良型原型。XSC-1改造
XSC-2:XSC-1Aと同様の改良を施した新造原型機
SC-2:XSC-2を元にした生産型。生産数は少数