ブリュースター SB2Aバッカニーア軽爆撃機

Brewster SB2A Buccaneer

合衆国海軍航空隊 他

SB2A
英軍の記章を付けたSB2A(英国名はバーミューダ)

 ブリュースター社が設計し米海軍航空機工場で生産されていた軽爆SBNの後継機として開発さ れた機体。機体はSBN(ブリュースター社内でのモデル名はSBA)に似ており、爆弾倉の拡大 と主脚収納場所の変更が大きな相違点であった。
 この新型機は初期設計段階で ボールトンポール・デファイアントブラックバーン・ロックのような動力 銃座を装備することにしていたが、これは生産機には採用されなかった。
 原型機初飛行以前に米海軍をはじめ、オランダや英国からも生産発注を受けていたが、重武装化 の弊害から機体重量が過多となり、所定の性能を発揮することはできない機体に仕上がった。それ でも、米海軍や英空軍では当機の調達(オランダ向けの機体は結局輸出されず、製造された全機を 米海軍が引き受けた)を進めているが、全機が第二線級の任務しか与えられなかったようだ。

機体詳細データ(SB2A−2)
全長11.94m全高 4.70m
全幅14.33m翼面積35.21m2
自重4,501kg最大重量6,481kg
最高速度441km/h(高度3,660m)上昇限度7,590m
航続距離2,696km巡航速度259km/h
発動機ライトR-2600-8 空冷星形14気筒 1,700馬力×1基
乗員数 2名総生産機数771機
武装7.62mm機銃×6(前方固定4、後方旋回2)、454kg爆弾×1
主要タイプ XSB2A-1:原型機。動力銃座モックアップを後席部分に搭載
SB2A-1:最初の生産型。動力銃座は採用せず。7.62mm機銃×8搭載。陸上機
SB2A-2:機銃を2丁減じて軽量化を図った機体
SB2A-3:艦上運用装備と折り畳み主翼を持つ艦上爆撃機型
SB2A-4:オランダ向け機体の米海軍呼称。SB2A-2相当。米海兵隊で使用
Bermuda:英空軍における当機の呼称。SB2A-2相当。大半は標的曳航機として使用
A-34:米陸軍における当機の呼称。生産開始前に契約取り消し
A-32:エンジンをP&W社R-2800(2,500hp)に変更した米陸軍向け機体の呼称。採用されず