IMAM Ro.43水上偵察機/戦闘機

I.M.A.M.(Industrie Meccaniche e Aeronautiche Meridionali) Ro.43

イタリア王立海軍

Ro43
伊戦艦「ヴィットリオ・ヴェネト」艦上のRo.43
 イタリアの老舗航空機メーカーであるロメオ社は1930年代初頭に複葉副座の戦闘機/偵察機の 設計を行った。この機体はRo37 (機体名称にロメオの名前は残ったが、会社自体は1936年に ブレダグループとの提携により消滅している)と名付けられ、イタリア空軍の手でスペイン内戦から 第二次大戦まで活躍した。このRo37をベースにIMAM(南部機械および航空機工業)社が海軍 向け水上機として開発したのが、当Ro.43である。
 Ro37の降着装置を単フロートに変更したこの機体は、元となったRo37同様の扱いやすさを 持っており、イタリア海軍大型艦搭載の主力水偵として第二次大戦で使用されたが、イタリア海軍大 型艦の活動が低調だったため、あまり活躍したとは言い切れない。ちなみに戦艦の場合は3〜4機、 重巡洋艦で1〜2機を搭載した。
 なお単座の水上戦闘機モデル(Ro.44)も生産されているが、こちらは輪をかけて生産数が少 なく、ほとんど活躍していない。

機体詳細データ(Ro.43)
全長 9.71m全高 3.51m
全幅11.57m翼面積33.36m2
自重1,760kg最大重量2,400kg
最高速度303km/h(高度2,000m)上昇限度7,200m
航続距離1,092km巡航速度245km/h
発動機ピアッジョ P.XR 空冷星形9気筒 700馬力×1基
乗員数2名総生産機数150機(Ro44は35機)
武装7.7mm機銃×2〜3(前方固定1〜2、後方旋回1)
主要タイプ Ro43:Ro37の水上偵察/戦闘機モデル。伊海軍の大型艦艇に搭載された
Ro44:単座水上戦闘機モデル。生産数は少ない