IMAM Ro.41戦闘練習機

I.M.A.M.(Industrie Meccaniche e Aeronautiche Meridionali) Ro.41

イタリア王立空軍

Ro.41
イタリア空軍のRo.41(複座型)

 1920年代末にイタリアのOFM(Officine Ferroviarie Meridionali:南部鉄道工房)社で開発が始まった 軽単座戦闘/曲技飛行機。同社は1935年にブレダグループに買収合併され、IMAM(南部機械および航空機 工業)社に再編された。
 1934年に完成した原型機は下翼面積が小さい複葉機で、鋼管構造(主翼は木製構造)布張り(胴体の一部は 金属鋼板張り)のオーソドックスなもので、約400馬力のエンジンが搭載された。軽戦闘機や曲技飛行機を目指 しただけあり運動性能は良好だったが、同年6月16日の初飛行ではイタリア軍の注目を引くことはなかった。
 イタリア軍が当機を発注したのは初飛行から1年ほど経った1935年半ばのことで、その後第二次大戦でイタ リアが休戦するまでの間に700機あまりが納入された。当機がデビューした当時の基準でも馬力不足の感は否め なかったが、運動性が優れていたため、軍では戦闘練習機や曲技飛行練習機として使用された。なお、スペイン内 乱で第一線機を消耗したイタリア軍では、少数の当機を一時的に戦闘機部隊へ配備している。また、25機がスペ イン・フランコ軍に供与された。
 時代遅れの感があったものの当機は空軍兵士に人気のある機体で、ドイツ軍も当機を練習機として使用し、戦後 もアグスタ社で少数機が新生イタリア空軍向けに製作され、イタリア空軍が最初に作った曲技飛行チームも当機を 1950年頃まで使用していた。

機体詳細データ(Ro.41(単座型))
全長 6.90m全高 2.68m
全幅 8.81m翼面積19.50m2
自重1,010kg最大重量1,300kg
最高速度320km/h(高度5,000m)上昇限度7,800m
航続距離 600km巡航速度不明
発動機ピアッジョ P.VII C.45 空冷星形7気筒 390馬力×1基
乗員数1名総生産機数753機(単座・複座計。戦後機含む)
武装7.7mm機銃×2(前方固定)
主要タイプ Ro.41:原型を含む機体名称。単座型と複操縦装置付きの複座型がある