レジアーネ Re.2002戦闘機

Reggiane Re.2002 "Ariete II"

イタリア王立空軍

Re.2002
Re.2002戦闘機

 強力なエンジンを搭載する事で能力強化を図った Re.2001戦闘機だったが、思ったほど の能力向上が認められなかった事と搭載エンジンの供給不足のため、生産数は限られてしまった。そこで イタリア軍では改良機体を星形エンジン搭載に逆戻りさせることにし、エンジン直径が小さいピアッジョ エンジンを搭載した機体を開発した。
 Re.2002アリエーテIIと名付けられた改良型機体は構成や性能的には Re.2000のシリーズIIIと同等の機体 に仕上がっているが、大きなスピナーと空力的に洗練された先細りのエンジンカウルなど目立つ特徴もあ った。原型機は1940年10月に初飛行し、部分的にRe.2001を凌ぐ性能を示したがエンジンの整 備などに手間取り、部隊配備は1942年になってからであった。
 戦闘爆撃機として部隊配備された当機は連合軍のシチリア島上陸に際して多大な損害を受け、製作され た機体のうち6割が戦没した。休戦時に生き残っていた機体のうち約60機はドイツ軍が接収しフランス での対レジスタンス戦に投入され、連合軍側に渡った34機のうち16機は連合軍機として地中海沿岸戦 域で使用されている。
 なお資料(Re.2001の愛称をファルコIIとしている資料など)によっては当機の愛称をアリエーテ (雄羊の意)としているものもあるが、当サイトでは最近の資料に基づき当機の名称をアリエーテIIとし た。

機体詳細データ(Re.2002)
全長 8.16m全高 3.15m
全幅11.00m翼面積20.40m2
自重2,390kg最大重量3,400kg
最高速度530km/h上昇限度10,500m
航続距離1,100km巡航速度425km/h
発動機ピアッジョ P.XIX RC45「トゥルビーネ」 空冷星形複列14気筒 1,175馬力×1基
乗員数1名総生産機数225機(150機説もある)
武装12.7mm機銃×2、7.7mm機銃×2、胴体下に420kg爆弾×1、翼下に160kg爆弾×2
主要タイプ Re.2002:生産型の戦闘爆撃機。派生・改良型などは無い