レジアーネ Re.2001戦闘機

Reggiane Re.2001 "Ariete"

イタリア王立空軍

Re2001
胴体下に爆弾を搭載した戦闘爆撃機型Re.2001IV

 イタリア軍に見向きもされなかったRe.2000 戦闘機だったが、レジアーネ社ではこの機体設計自体に欠点はないと確信しており、より強力なエンジンを 搭載する事で性能向上を図る事にした。そこでダイムラーベンツ製DB601Aエンジンを装備した機体を 開発、Re.2001アリエーテ(雄羊の意)と名付けたのである(当機の名称をファルコIIとしている資料 もあるが当サイトでは最近の資料に基づき当機の名称をアリエーテとした)。
 DBエンジンを搭載した原型機は思ったより性能向上が認められなかったし、高性能ながら生産の難しい DBエンジンはドイツ本国への供給が最優先されていたため量産機には使用できず、アルファロメオ社でラ イセンス生産したRA1000RC41-1aエンジンを代わりに搭載する事にしていたが、RA1000エンジンも使用優先 権はマッキMC202にあったため、当機の 生産数はわずか252機(諸説有り)に限られてしまった。
 生産数こそ少ないが派生型として戦闘爆撃型のIV型(CB型とも呼ばれる)や夜間戦闘機CN型などがあり、 他にも少数試作機として艦上運用型などが製作されている。
 1941年にシシリー島へ配備されたのを皮切りに、北イタリアでの夜間迎撃などに従事した。休戦した 際に残存していた当機のうち8機は連合国側へ逃れ、終戦まで戦闘を続けたと伝えられている。

機体詳細データ(Re.2001IV)
全長 7.99m全高 3.20m
全幅11.00m翼面積20.40m2
自重2,495kg最大重量3,280kg
最高速度540km/h上昇限度12,000m
航続距離1,040km巡航速度不明
発動機アルファロメオ RA1000RC41-1a「モンソーネ」 液冷倒立V型12気筒 1,175馬力×1基
乗員数1名総生産機数252機(243機説もあり)
武装7.7mm機銃×2、12.7mm機銃×2、640kgまでの爆弾を搭載可能
主要タイプ Re.2001:原型機の呼称。DB601A-1エンジン(1,000hp)を搭載
Re.2001I:生産型の迎撃戦闘機。武装が若干異なるII型やIII型もある
Re.2001IV:別名CB型。戦闘爆撃機。爆弾架を胴体下に装備した(I〜IV型計で約100機)
Re.2001GV:IV型に対艦艇用徹甲爆弾を搭載するよう改造した対艦攻撃機型(3機試作)
Re.2001CN:夜間戦闘機型。消炎排気管などを装備した(約150機)
Re.2001G:雷撃戦闘機型。審査用としてごく少数が生産された
Re.2001H:対戦車攻撃機型。計画のみ(?)
Re.2001OR:艦上運用装備を持つ機体。審査用としてごく少数生産された
Re.2001S:腹部に追加の燃料タンクを装備した試作型