ポテ 54偵察/爆撃機

Potez 54

フランス空軍 他

Potez540
フランス空軍のポテ540偵察/爆撃機

 1930年代初頭にポテ社の自社負担で開発が始まった機体。偵察・爆撃・輸送など多用途に 使用できる機体として開発された。1933年11月に初飛行した原型機ポテ54は高翼単葉の 木金混合構造機で、胴体下部から突き出た短翼の先にエンジンナセルが装備されていた。尾翼は 双垂直尾翼となっており、主脚はエンジンナセルに収納される半引込脚だった。
 フランス空軍はポテ54を採用し、尾翼を単垂直尾翼に改めたポテ540を翌34年から受領 開始した。これら機体の初陣はスペイン内乱で、共和党軍の作戦に従事したが30年代後半にな ると当機は時代遅れとなり、またフランスがファシズム政権との宥和政策を採ろうとしたことか ら後方任務に回されるようになった。
 その後、第二次大戦が始まると当機は北アフリカ植民地へ送られ、輸送や空挺任務に投入され るようになったが、ドイツ軍の新鋭戦闘機に追い立てられ被害は甚大だった。フランス降伏まで 生き残っていた機体はビシーフランスによって使用されたが、1943年頃には全機が任務から 外されている。

機体詳細データ(ポテ540)
全長16.20m全高 3.88m
全幅22.10m翼面積76.00m2
自重3,785kg最大重量5,950kg
最高速度310km/h(高度3,962m)上昇限度10,000m
航続距離1,250km巡航速度240km/h
発動機イスパノスイザ 12Xirs/Xjrs 液冷V型12気筒 690馬力×2基
乗員数4〜7名総生産機数271機
武装7.5mm機銃×3(機首、背部、腹部)、225kg爆弾×4または55kg爆弾×10
主要タイプ Potez 54:原型機。双垂直尾翼(後に単尾翼へ改修)(1機)
Potez 540:イスパノスイザ12Xirs搭載の生産型(185機)
Potez 541:グノーム・ローヌ14Kdrs(725hp)搭載の試作機(1機)
Potez 542:ロレーヌ・ペトレルエンジン(720hp)搭載の生産型(74機)
Potez 543:Potez541に準ずる輸出型。ルーマニアへ10機輸出