ポテ 452飛行艇

Potez 452

フランス海軍

Potez452
仏海軍HS7飛行隊所属のポテ452

 1930年代半ばにフランス海軍の大型艦艇に搭載する偵察(観測)飛行艇として設計された機体。艦上からの カタパルト発進を可能とする構造になっており、また艦上での省スペース化のため主翼は折りたためるようにな っている。
 36年から戦艦ロレーヌや 重巡ラモット・ピケなどの 大型艦艇に搭載されたが、全部で16機しか製造されなかったため配備艦艇の数は多くない。
 第二次大戦緒戦では地中海などで偵察活動を行ったが、大きな海戦に参加しなかったため戦果と言えるものは 少ない。フランス降伏後に少数機が英軍指揮下で作戦に参加しているが、こちらも大きな戦果と呼べるものは無 かった。ビシーフランスの指揮下にあった大半の機体は東南アジアの仏植民地へ送られ、タイ国境での紛争に参 加しているが、全機とも1944年頃まで任務に従事したのち、損傷や老朽化のため廃棄処分となっている。
 ちなみに、当機を単座化しエンジン出力を強化した水上戦闘機型の試作も行われているが、こちらは搭載エン ジンとの相性が悪く(出力過多)、フルパワーでの離水が危険だったため開発中止となった。

機体詳細データ(ポテ452)
全長10.54m全高 3.48m
全幅12.95m翼面積24.30m2
自重1,100kg最大重量1,620kg
最高速度214km/h上昇限度4,480m
航続距離 500km巡航速度175km/h
発動機イスパノスイザ 9Qd 空冷星形9気筒 350馬力×1基
乗員数 2名総生産機数16+1機(452+原型450)
武装7.5mm機銃×1(後方旋回)
機体詳細データ(ポテ453)
全長10.20m全高 3.45m
全幅11.20m翼面積19.00m2
自重1,534kg最大重量1,937kg
最高速度318km/h上昇限度6,500m
航続距離 540km巡航速度不明
発動機イスパノスイザ 14Hb 空冷星形14気筒 800馬力×1基
乗員数 1名総生産機数 1機
武装7.5mm機銃×2(前方固定)
主要タイプ Potez 450:原型機。生産型と微妙に船体形状が異なる
Potez 452:複座艦載飛行艇生産型(16機)
Potez 453:単座化および出力強化した戦闘飛行艇型。原型のみ