ノースアメリカン O−47観測機

North American O-47

合衆国陸軍航空隊 他

O-47A
米国ニュージャージー州兵(New Jersey National Guard)のO−47A観測機

 米陸軍が観測機として使用していたO−19やO−38(どちらも複葉機)の後継として開発された 機体。それまでの旧態依然とした観測機と異なり単葉全金属製引込脚の近代的な機体として完成した。
 1935年に原型が初飛行し、能力的に満足するものであったため陸軍は174機のO−47(後に O−47Aと改称)を発注、37年から受領を開始した。翌38年にはより強力なエンジンと改良型無 線機を搭載するモデルが設計され、O−47Bとして74機の追加発注も行われている。
 ところが太平洋戦争が始まる頃には、前線偵察には当機のような機体よりも高性能な機体(戦闘機や 双発以上の大型機)が必要であると認識されており、また地上部隊と連携した観測任務は当機のような 専用機体でなく、安価な民間向小型機の改修型で間に合うと再考されたため、大戦中は沿岸哨戒や標的 曳航などの後方任務(主に州兵が運用)にまわされるようになっている。

機体詳細データ(O−47A)
全長10.24m全高 3.71m
全幅14.12m翼面積32.52m2
自重2,712kg最大重量3,464kg
最高速度356km/h上昇限度7,071m
航続距離1,352km巡航速度322km/h
発動機ライト R-1820-49「サイクロン」空冷星形9気筒 975馬力×1基
乗員数 3名総生産機数248機+原型1機
武装7.62mm機銃×2(前方固定1、後方旋回1)
主要タイプ XO-47:原型機。R-1820-41エンジン(850hp)搭載(1機)
O-47:初期生産型。R-1820-49エンジン搭載。後にO-47Aと改称(174機)
O-47B:後期生産型。R-1820-57エンジン(1,060hp)搭載。改良型無線機や搭載燃料の増加改修(74機)