アンリオ NC530偵察爆撃機

Hanriot NC.530

フランス空軍

NC.530
NC530原型機(2号機か?)

 1930年代中頃に開発された双発の3座偵察/軽爆撃機。アンリオ社が開発していた機体だが、 1936年の軍事企業統合国有化によりSNCAC(Société nationale de constructions aéronautiques du Centre)へ 吸収されたため、資料によってはSNCAC社製と記述されていることもある(型式番号はアンリ オ社の頭文字Hではなく、SNCAC社のNCが付与されている)。
 ドイツ軍がフランスに侵攻する直前の1939年6月に原型機が初飛行したが、固定脚に非力な エンジンを取り合わせた機体は完成時点で既に時代遅れとなっており、また防御兵装も貧弱であっ たことから、量産発注されることなく終わっている。
 2機製作された原型機のうち1機は40年5月にブルジェ(Bourget)で破壊されている(もう1機 の消息は不明?)。

機体詳細データ(NC.530)
全長11.35m全高 3.40m
全幅13.07m翼面積31.48m2
自重3,420kg最大重量5,015kg
最高速度415km/h上昇限度8,500m
航続距離600km巡航速度不明
発動機グノーム・ローヌ 14M6/7 空冷星形服列14気筒 680馬力×2基
乗員数 3名総生産機数 2機
武装7.5mm機銃×3(前方固定2、後方旋回1)、爆弾500kg搭載
主要タイプ NC.530:3座偵察/爆撃機の原型機呼称(2機)
NC.531:ルノー12Rエンジン(450hp)搭載の軽量型。計画のみ
NC.532:グノーム・ローヌ14Nエンジン(1,070hp)搭載の出力強化型。計画のみ