ブロック MB220輸送機

Bloch M.B.220

ビシーフランス空軍/自由フランス空軍 他

M.B.220
自由フランス空軍のMB220輸送機

 1930年代半ばに16名の乗客を乗せる近距離旅客機として開発された機体。初飛行は 1935年末で、生産された量産型16機は第二次大戦勃発前までエールフランス社により 運航された。エールフランスの機体には1号機(機体識別F-AOHB)の「ガスコーニュ[Gascogne]」 をはじめとしたフランスの地名がパーソナルネームとして付けられていた。
 第二次大戦が始まりフランスが占領されると、機体はビシーフランス空軍とドイツ空軍に 接収され、軍の輸送任務に使用されるようになった(ビシーフランス所属の機体はフランス 解放後に自由フランス空軍が継続して使用した)。大戦後に生き残っていた5機はエールフ ランス社が(機体を購入せず、リースにて)欧州圏内の路線に再使用している。これらの機 体はエンジンを米国製のものに換装していたため、形式番号がMB221へ変更された。
 生き残りの機体も1949年から順次退役していき、1950年には全機が引退してしま った。

機体詳細データ(MB220)
全長19.59m全高 4.70m
全幅22.82m翼面積72.00m2
自重6,460kg最大重量9,360kg
最高速度350km/h上昇限度 7,000m
航続距離1,400km巡航速度280km/h
発動機グノーム・ローヌ 14N-16/17 空冷星形複列14気筒 975馬力×2基
乗員数4名+乗客16名総生産機数17機(原型1+量産16)
武装武装なし
主要タイプ M.B.220:原型機M.B.220.01を含む生産型。グノーム・ローヌエンジン搭載(17機)
M.B.221:フランス解放後にエンジンを換装した機体。ライトR-1820-97(1,200hp)搭載(5機改修)