ブロック MB210爆撃機

Bloch M.B.210

フランス空軍 他

M.B.210
フランス空軍のMB210爆撃機

 ブロック社が開発した4座爆撃機MB200の 発展改良型として開発された機体。胴体はさほど形状に変化が無かったが、主翼は低翼配置に改められ(逆に水平尾翼 は若干高い位置に移動した)、主脚は引き込み脚となるなど近代的な改設計が施されている。
 MB200の量産発注と前後して開発が始められ、1934年末に原型が初飛行した。MB200に比べ性能がアッ プしていたため、フランス政府は当機の量産を発注し36年から量産型の納入が開始された。量産はMB200同様に フランスの航空機メーカー各社で行われている(ブロック社が製造した機体はごく少数である)。
 最盛期には12個の爆撃機部隊に配備された当機であったが、1930年代末には時代遅れであるとして順次新鋭機 への転換が行われることになった。しかし第二次大戦の勃発により転換は間に合わず、結局フランスが降伏するまで当 機は第一線で使用されることになってしまい、ドイツ軍との交戦で多大な損害を被ることになってしまった。
 なお、ルーマニア空軍に輸出された機体(10機または24機説、45機説あり)もあるが、フランス本国の機体と 同様に侵攻したドイツ軍に接収され、ごく一部がドイツ軍の訓練任務などに再利用されている。

機体詳細データ(MB210Bn.5)
全長18.83m全高 6.15m
全幅22.81m翼面積62.50m2
自重6,413kg最大重量9,720kg
最高速度322km/h(高度3,500m)上昇限度9,900m
航続距離1,700km巡航速度240km/h
発動機グノーム・ローヌ 14N-10/-11 空冷星形複列14気筒 950馬力×2基
乗員数 5名総生産機数300機前後
武装7.5mm機銃×3(機首、腹部、背部の各銃座1)、爆弾1,600kg搭載
主要タイプ M.B.210.01:原型機。グノーム・ローヌ14Kdrs/grsエンジン(860hp)搭載
M.B.210Bn.4:生産型。4座夜間爆撃機
M.B.210Bn.5:アンリオ社製造の改良型。乗員が5名となった
M.B.211.01:イスパノスイザ12Y液冷エンジン(860hp)搭載の原型機。量産されず