ブロック MB200爆撃機

Bloch M.B.200

フランス空軍 他

M.B.200
フランス空軍のMB200爆撃機

 1932年にフランス航空省が出した新型夜間爆撃機の仕様書に基づいて開発された機体。両大戦の 狭間となる平和な時代(かつ全世界的に不景気な時代)だったため、航空機メーカー各社は数少ない軍 との契約にからむチャンスだとして積極的にこの仕様書へ応え、5社から設計案が提出されることとな った。
 ブロック社の提出した設計は全金属製の固定脚高翼単葉双発機で、同時期に英国で開発された ブリストル・ボンベイハンドリ・ページ・ハローなどに似た 4座機であった。
 審査の結果、ブロック社の案とファルマン社の案(F221) が採用され、33年に量産が開始された(量産型発注は34年とする説もある)。原型機は設計から推定され る最高速度よりも低い能力しか発揮できなかったが、量産型では信頼性の高いエンジンと、秀でた部分も無い かわりに特に欠点も見あたらない無難な機体であると評価され、最終的に200機以上がフランス空軍へ供給 された。また大型機開発の経験がなかったチェコスロバキアにおいても、当機のライセンス生産が行われている。
 第二次大戦が勃発した時点では、フランス空軍の機体は全機が訓練用として格下げされていたが、チェコス ロバキア空軍の機体は第一線の部隊に配備されていた。ドイツ軍の侵攻によりこれらフランス・チェコスロバ キアの機体は鹵獲され、ドイツ空軍の乗員訓練やグライダー曳航、一般貨物輸送などに流用されている。なお、 少数の機体はドイツからブルガリア空軍へ供与されている。

機体詳細データ(M.B.200)
全長16.00m全高 3.90m
全幅22.45m翼面積67.00m2
自重4,463kg最大重量7,280kg
最高速度285km/h(高度4,300m)上昇限度8,000m
航続距離1,000km巡航速度不明
発動機グノーム・ローヌ 14Kirs/Kjrs 空冷星形複列14気筒 870馬力×2基
乗員数 4名総生産機数332機
武装7.5mm機銃×3(機首、背部、腹部銃座に各1)、爆弾1,200kg搭載
主要タイプ M.B.200.01:原型機。グノーム・ローヌ14Krsdエンジン(760hp)搭載(1機)
M.B.200B.4:量産型。14Kirs/Kjrsエンジン搭載(仏207機+チェコ124機)