ブロック MB155戦闘機

Bloch M.B.155

フランス空軍 他

M.B.155
ビシー・フランス空軍の追撃機グループII/8所属のMB155

 フランスのブロック社が第二次大戦前に開発した MB152戦闘機は、SN CASO(国立南西航空機製造社:Société Nationale des Constructions Aéronautiques du Sud-Ouest)と CEMA(航空機材テストセンター:Centre d'essais du matériel aérien)の性能試験によって、 基本設計にまだ発展の余地があることが判り、ブロック社はMB152の生産と並行して改良型の製作 に着手した。
 改良点としては速度・航続距離の増加と運動性の向上を目指すものであったが、戦況が切迫している ことや、量産にはMB152の製造ラインを流用するため大きな変更を加えられないこともあって、航 続距離を延ばす以外の改良は先送りされてしまった。
 改良型機体は1940年前半に飛行テストに成功し、MB155と呼称されるようになった当機は5 月から製造が開始されたが、フランスにとっては時間切れの状態で、生産機の納入が始まる前の6月2 2日にドイツへ降伏してしまった。生産ラインに残っていた約20機の機体は降伏調印後に完成させら れ、ビシー政府のフランス空軍に引き渡された。1942年11月にフランス軍が解体されたときに生 き残っていた機体はドイツ空軍が接収、練習戦闘機として使用している。

機体詳細データ(MB155)
全長 9.05m全高 3.95m
全幅10.55m翼面積17.30m2
自重2,100kg最大重量2,900kg
最高速度520km/h(高度5,500m)上昇限度10,000m
航続距離1,050km巡航速度不明
発動機グノーム・ローヌ 14N-49 空冷星形複列14気筒 1,100馬力×1基
乗員数 1名総生産機数約20機(原型含み30機説あり)
武装7.5mm機銃×2〜6、20mm機関砲×2(20mm機関砲は装備しない場合もあり)
主要タイプ M.B.155.01:M.B.152を改修した原型機
M.B.155:単座単葉戦闘機。生産機少数のため派生・改良型は無し。M.B.155C1とも呼称