ブロック M.B.131偵察/爆撃機

Bloch M.B.131

フランス空軍(ヴィシー空軍)

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仏空軍第十四偵察航空団第一飛行隊第二中隊(2e Escadrille, GR I/14)所属のM.B.131RB4

 1933年に仏航空省は偵察・爆撃任務に使用する機体の開発をブロック社に指示、同社は全金属製単葉 低翼式の最初の原型機(M.B.130)を翌年完成させた。この機体は凡庸な性能しか示さなかったが、 仏航空省は1935年に改良型M.B.131を40機発注した。
 ブロック社はM.B.131原型1号機を1936年8月に初飛行させたが、予想以下の性能しか示せず 改修の必要があった。翌年完成した原型2号機は主翼や尾翼、胴体などに改良が加えられており、この機体 設計が量産型のベースとなった。
 量産型は1938年6月から部隊配備が開始され、第二次大戦開戦までに7個飛行隊に配置されていた。 ドイツ軍の侵攻が始まると当機部隊は偵察および爆撃任務に従事したが、優勢な独空軍勢力により多大な損 害を受け、すぐに夜間偵察に任務を限定されることになった。
 戦闘に生き残った機体はその後1940年に ポテ63.11が就役すると偵察任 務から退いている。フランス降伏後はヴィシー空軍で標的曳航に使用されているが、少数の機体がドイツ軍 の後方任務に使用されたという説もある。

機体詳細データ(M.B.131RB4)
全長17.86m全高 4.09m
全幅20.29m翼面積53.98m2
自重4,690kg最大重量8,600kg
最高速度400km/h上昇限度7,250m
航続距離2,000km巡航速度350km/h
発動機グノーム・ローヌ 14N-10/11 空冷星形複列14気筒 950馬力×2基
乗員数4〜5名総生産機数141機(M.B.131のみ)
武装7.5mm機銃×3(機首、背部、腹部銃座に各1)、爆弾800kg搭載
主要タイプ M.B.130.01:最初の原型機。完成当初は固定脚だった(1機)
M.B.131.01:原型1号機。予定以下の性能しか示せなかった
M.B.131.02:改良が加えられた原型2号機。この機体設計が量産型のベースとなった
M.B.131R4:初期生産型(生産前機)。銃座は1カ所のみ(13機(14機説あり))
M.B.131Ins:複操縦装置の操縦練習機型(5機)
M.B.131RB4:爆弾倉を装備した偵察・爆撃型。最多生産モデル(121機(100機説あり))
M.B.133:尾翼を改修した試作型(1機)
M.B.134:イスパノスイザL4エンジン(1,100hp)搭載の試作型(1機)