ロワール・ニューポール 401艦上爆撃機

Loire-Nieuport 401

フランス海軍

LN401
仏海軍航空隊所属のLN401(LN411?)艦上爆撃機

 1938年6月に初飛行したロワール・ニューポール(以降LNと略す)40急降下爆撃機原型機は 逆ガルの折りたたみ機構付き主翼を持った機体であった。主脚は主翼下に取り付けられた収容室に引き 込まれるがタイヤは一部が露出するようになっている。珍しい機構として方向舵下半分(垂直尾翼後端 :上記写真では判別しにくいが『イカリ』のマークが記されている部分)をヒンジで左右に開くことが できる構造があった。これは急降下時のダイブブレーキとして働くようになっていたが、生産型ではこ のブレーキは廃止されてしまった。
 公式試験で尾翼など一部改修が指示されたものの、1939年には生産型(LN401と改称)が納入 開始され陸上基地へ配備された。空軍向けとして主翼折り畳み機構を廃したLN411も製作されたが 空軍は完成した機体をすべて海軍に譲っている。
 ドイツ軍の侵攻が始まると当機はドイツ機甲部隊の阻止任務に出撃したが、未帰還率がほぼ100% という大損害を受け、かろうじて生き残った機体はフランス南部で一時対イタリア戦に従事した後は北 アフリカへ逃亡することになってしまった。休戦直前に製作された十数機は枢軸軍に捕獲されているが、 これは保管中の未完成機体とともに連合軍の爆撃で失われてしまった。

機体詳細データ(LN401)
全長 9.75m全高 3.50m
全幅14.00m翼面積24.75m2
自重2,140kg最大重量2,800kg
最高速度380km/h上昇限度9,500m
航続距離1,200km巡航速度300km/h台前半
発動機イスパノスイザ 12XcrsV 液冷V型12気筒 690馬力×1基
乗員数1名総生産機数100機程度
武装7.5mm機銃×2、20mm機関砲×1、225kg爆弾×1
主要タイプ LN40:原型機および生産前機の呼称
LN401:海軍向け生産型。主翼折りたたみ機構付き
LN411:空軍向け生産型。主翼折りたたみ機構や艦上運用装備無し
LN402:LN401にイスパノスイザ12Y-31エンジン(900hp)を搭載した試作機
LN42:翼端を切りつめイスパノスイザ12Y-51エンジン(1,100hp)を搭載した原型