ルバスール PL15水上雷撃機

Levasseur PL15

フランス海軍

PL15
PL15生産型(PL15T2B2b)

 フランス海軍が1920年代末に採用した艦上/水上雷撃機 PL7の後継となるべくして 開発された機体。着陸装置を固定脚と双フロートの交換式とすることで、航空母艦(や陸上 基地)と水上機母艦の両方で運用できるよう計画された。
 1932年に完成した原型機は(暫定的に)固定脚を装備し、同年10月に初飛行した。 これまでのルバスール機のように艇体型の胴体でなく、四角い断面を持つ胴体をしていたが、 上下主翼を繋ぐ多数の細い支柱などは、これまでのルバスール機と共通する特徴であった。 艦上運用が前提だったため、主翼は折り畳み可能となっている。
 フランス海軍は水上機型となるPL15T2B2bを16機発注し、1934年に水上機 母艦「コマンダンテスト」に所属する7B2飛行隊へ配備が行われた。これらの機体は19 38年末には一度現役を退くことになったが、翌39年9月の第二次大戦勃発とともに第一 線へ復帰し、大西洋沿岸の水上機基地から哨戒任務に飛び立った。
 発展型として、上翼を取り除き、胴体に安定板を取り付けた中翼単葉のPL151や、P L15T2B2bの4号機から改造された陸上攻撃機原型となるPL154などがあるが、 どれも完成せずに終わっている。

機体詳細データ(PL15T2B2b)
全長12.85m全高 5.10m
全幅18.00m翼面積74.50m2
自重2,835kg最大重量4,350kg
最高速度208km/h上昇限度4,500m
航続距離 750km巡航速度180km/h
発動機イスパノスイザ 12Nbr 液冷V型12気筒 650馬力×1基
乗員数 3名総生産機数16機(PL15T2B2bのみ)
武装7.5mm機銃×2(前方固定、後方旋回各1)、小型航空魚雷×1または爆弾450kg搭載
主要タイプ PL15:原型機を含む当機の呼称
PL15T2B2b:仏海軍に就役した水上機型の呼称(16機)
PL151:単葉に再設計された発展型。モックアップのみで計画中止
PL154:PL15T2B2b改造の陸上(艦上)雷撃機型。原型のみ(1機改造)