ルバスール PL10/PL101艦上偵察機

Levasseur PL10 / PL101

フランス海軍

PL10

PL101
(上段)PL10 / (下段)PL101

 フランス海軍が保有する唯一の航空母艦「ベアルン」に 所属する7S1偵察飛行隊が使用していたPL4三座艦上偵察機を更新するため開発された機体。PL4と 同様、幅の同じ上下主翼を持ち、不時着水の際に転覆を防ぐための投棄可能な主脚と艇体型胴体を持つ原型 機は1929年に初飛行した。他国の艦上偵察機や艦上攻撃機と同様な3座機であったが、中央座席に銃座 があり、最後部座席は爆撃照準器を搭載する爆撃手席となっていたのが、他国の同種機と異なる点であった。
 PL10と名付けられた機体は1931年から部隊配備が開始され、最終的に30機が生産された。その 後、若干の後退角を持つ主翼と左右間隔の広い主脚を持つ改良型PL101が1933年に完成し、35年 からPL10と交代を始めた。PL101はPL10に比べ自重が若干増加しているが、最高速度は20キ ロほど速くなっていた。
 第二次大戦が始まった時点でも、5機のPL101が「ベアルン」艦上で任務に従事していたが、フラン ス降伏後は出番もなく、「ベアルン」が1943年に自由フランス軍に参加した時には全機退役していた。

機体詳細データ(PL101)
全長 9.75m全高 3.75m
全幅14.20m翼面積56.85m2
自重2,020kg最大重量3,150kg
最高速度220km/h上昇限度4,500m
航続距離600km巡航速度不明
発動機イスパノスイザ 12Lb 水冷V型12気筒 600馬力×1基
乗員数3名総生産機数30機+原型1機(PL101のみ)
武装7.5mm機銃×3(前方固定1、後方旋回2)、10kg爆弾×6搭載可能
主要タイプ R3b:PL10原型機の社内呼称(1機)
PL10:最初の生産型。12Lbエンジン搭載、最高速度198km/h、最大重量2,970kg(30機)
PL101.01:改良型原型(1機)
PL101:改良型の生産型。PL10と交代した(30機)
PL107:PL101を空力的に洗練した試作機。グノームローヌ9Kfrエンジン(740hp)搭載(2機)
PL108:PL107同様の試作機。イスパノスイザ9Bbrsエンジン(720hp)搭載(1機)