サンダース・ロー ラーウィック飛行艇

Saunders-Roe(Saro) Lerwick

英国空軍 他

Lerwick
英空軍第209飛行隊所属のラーウィック

 旧式化していた沿岸哨戒飛行艇を更新するため、英航空省が示した仕様書R.1/36に 基づいてサンダース・ロー(略して「サロ」)社が開発した機体。片翼配置の逆ガル単葉主 翼を持つ全金属製双発機で、主翼下には補助フロートが装備された。
 英空軍(およびカナダ空軍)では、沿岸哨戒の他に船団護衛や対潜哨戒にも使用する予定 で配備を開始したが、飛行安定性が悪く長時間の飛行はパイロットへの負担が大きかったた め生産機数は少数に終わり、1943年頃には全機退役しアメリカから供与された カタリナ飛行艇と交代し た。
 ポッテリとした胴体形状から操縦士達には「フライング・ピッグ(空飛ぶ豚)」の愛称(?) で呼ばれていたという。

機体詳細データ(ラーウィック)
全長19.38m全高 6.07m
全幅24.64m翼面積78.50m2
自重 7,800kg最大重量12,880kg
最高速度348km/h(高度1,220m)上昇限度4,270m
航続距離2,800km巡航速度267km/h
発動機ブリストル「ハーキュリーズ」II 空冷星形複列14気筒 1,375馬力×2基
乗員数 6名総生産機数21機(26機説あり)
武装7.7mm機銃×7(機首1、背部銃座2、尾部銃座4)、爆弾・爆雷2,000lb(907kg)搭載
主要タイプ Lerwick:Lerwick Mk.Iとも。原型機を含む全生産型の呼称。社内モデル名はA.36