リオレ・エ・オリビエ 25爆撃機シリーズ

Lioré-et-Olivier 25

フランス海軍 他

H-257bis
H−257bis水上爆撃機

 1920年代末に、フランス空軍が使用していたLeO20爆撃機シリーズの後継として開発された 機体。基本的にLeO20シリーズの発展型であるが、尾翼や搭載エンジンを改められていた。
 フランス空軍は当機を採用せず、古いLeO20シリーズの機体を継続して使用した(第二次大戦の 直前まで使用していた)が、原型機をベースに双フロート化した水上爆撃機型原型がフランス海軍の 目にとまり、水上爆撃機として受注を得ることに成功した。海軍からの指示で搭載エンジンを液冷の イスパノスイザ12Mから空冷のグノーム・ローヌ14Kへ変更されたが、当時最新鋭のエンジンだっ たグノーム・ローヌ14Kの入手に手間取ったため、繋ぎとしてイスパノスイザ12Nを搭載した水上 爆撃機型も製作された。
 1930年代に部隊へ就役した当機は、スペイン内乱に際しては中立パトロールに従事し、第二次大 戦が勃発すると輸送艦隊の護衛や対潜哨戒任務に就き、ドイツ軍の侵攻が始まると対地攻撃任務にも従 事するようになっている。
 フランス降伏後に生き残っていた機体(53機あったと伝えられている)は、ビシー政権のもとで訓 練任務や標的曳航などに従事したが、フランス解放後は旧式化のため順次スクラップにされてしまった。

機体詳細データ(LeO H−257bis)
全長17.54m全高 6.80m
全幅25.50m翼面積133.50m2
自重5,300kg最大重量9,560kg
最高速度230km/h上昇限度8,000m
航続距離1,500km巡航速度不明
発動機グノーム・ローヌ 14Knrs 空冷星形複列14気筒 870馬力×2基
乗員数 5名総生産機数97機
武装7.5mm機銃×3(機首、腹部、背部銃座各1)、700kgまでの爆弾×1または航空魚雷×1
主要タイプ LeO 25:原型機。陸上夜間爆撃機。イスパノスイザ12Hbエンジン搭載(1機)
LeO 252:イスパノスイザ12Mbrエンジン搭載の陸上爆撃機型(1機+LeO25改修1機)
LeO 253:LeO252をベースにした陸上爆撃機型。ブラジルへ輸出(3機)
LeO H-254:LeO252をベースにした水上爆撃機型。双フロート(2機)
LeO H-255:H-254をベース、過給器付イスパノスイザ12Xbrsエンジン搭載の記録飛行用(1機)
LeO H-256:H-254の翼長を延長した改修型(1機)
LeO H-257:エンジンをグノーム・ローヌ14Kに変更、密閉式操縦席とした改良型原型(1機)
LeO H-257bis:H-257をベースにした量産型。機体強化(60機)
LeO H-258:H-257bisの生産が開始されるまでの繋ぎとして製作された機体。イスパノスイザ12Nbrエンジン(26機)
LeO 259:イスパノスイザ12Yエンジン搭載の陸上爆撃機型(1機)