ゴーダ Ka430輸送グライダー

Gotha Ka430

ドイツ空軍

Ka430V1
Ka430原型1号機(Ka430V1)

 ゴーダ社のアルベルト・カルカート[Albert Kalkert]はGo242 輸送グライダーを設計した後ゴーダ社を離れたが、引き続き輸送グライダーの研究を続けていた。
 1943年にカルカートは新しい輸送グライダーの草案をまとめ、ゴーダ社を通じて航空省へ提案を 行った。この機体はGo242よりも小型であったが、機体後部にもうけられた傾斜ランプ兼用の大型 扉から1,400キログラムの貨物または12名の武装兵士を搭載することができるものであった。
 ゴーダ社で制作された原型機による飛行試験は航空省や空軍の目を引き、44年には30機の生産前 機が発注された(製造は中部ドイツ鉄鋼社エアフルト[Mitteldeutsche Metallwerke G.m.b.H. Erfurt]が 行った)が、工場では戦闘機(Fw190Ta152など)の生産が優先さ れたことや、戦況悪化から使い道の無くなってきていた輸送グライダーということもあって、終戦まで に12機が完成したに過ぎず、作戦に参加することもなかった。
 ちなみにゴーダ社は草案と原型機の製造にしか関係していないが、通常はゴーダの名称を冠して呼ば れることが多い(資料によってはゴーダ・カルカートKa430と呼ばれることもある)。

機体詳細データ(Ka430V1)
全長13.22m全高 4.17m
全幅19.50m翼面積不明
自重1,810kg最大重量4,600kg
最高速度320km/h(曳航限界)上昇限度不明
乗員数 2名総生産機数12機+原型1機
武装13mm機銃×1(背部銃座)、完全武装兵員12名搭載可能
主要タイプ Ka430V1:原型機
Ka430A-0:原型機に準ずる生産前機