ヘンシェル Hs124試作重戦闘機

Henschel Hs124

ドイツ空軍

Hs124V2
Hs124原型2号機(Hs124V2)

 1935年にドイツ航空省が出した「戦略重戦闘機開発仕様書」に基づいて開発された機体。この仕様書に 基づいた機体としては他にBFW(Bayerische Flugzeugwerke:バイエルン航空機製造。メッサーシュミット 社の前身)が開発したBf110がある。
 ヘンシェル社の設計も仕様書のとおり全金属製の双発単葉3座機で、武装は機首部の回転タレットに搭載し た機銃2丁と、ある程度の爆弾搭載が可能となっていた。液冷のユンカース「ユモ」210エンジンを搭載し た原型1号機、空冷のBMW132エンジンを搭載した原型2号機とも34年に完成した。
 原型機による飛行試験が行われたが、空軍内部の一部が危惧していたとおり能力的に単発戦闘機より劣って おり、ある程度優秀な成績を示したBf110に制式の座も奪われたため、ヘンシェル社は高速爆撃機である Hs127の開発に傾注することとし、 重戦闘機開発から降りたので、原型機2機しか製作されずに終わっている。

機体詳細データ(Hs124(一部計画値))
全長14.50m全高 3.75m
全幅18.20m翼面積54.60m2
自重4,250kg最大重量7,230kg
最高速度435km/h(高度3,000m)上昇限度6,000m
航続距離1,175km巡航速度不明
発動機ユンカース「ユモ」210A 液冷V型12気筒 610馬力×2基(原型1号機)
BMW 132DC 空冷星形9気筒 870馬力×2基(原型2号機)
乗員数 3名総生産機数 2機
武装7.92mm機銃×2(機首銃座)、爆弾600kg搭載
主要タイプ Hs124V1:液冷エンジン搭載の原型1号機
Hs124V2:空冷エンジン搭載の原型2号機