ホーカー ホットスパー試作戦闘機

Hawker Hotspur

英国空軍

Hotspur
ホットスパー原型機

 1935年に出された英国空軍の新戦術構想(詳細はデファイアントの ページを参照)を受けた英航空省仕様書F.9/35に基づいて開発された複座戦闘機。 旧式化したホーカー・デモン複座戦闘機の 後継となるべく、機銃4丁を装備する動力旋回銃座の搭載が求められていた。
 ホーカー社ではハリケーンの胴体設計を 流用し、操縦席後方にボールトンポール社製の動力銃座を搭載する機体を設計した。最初に製作された実物大 木製模型(モックアップ)を利用した機体バランスの調整に手間取り、原型機が初飛行したのは1938年半ばに なってのことであった。
 その頃には、ボールトンポール社の機体(デファイアント)が完成しており、当機はデファイアントより高い 性能を示すことができず、またホーカー社はハリケーンなどの生産で手一杯だったこともあって、当機が制式採 用されることは無かった。
 1機だけ製作された原型機は、その後銃座を取り外しフラップや空力ブレーキの試験を行う機体として利用さ れることになった。

機体詳細データ(ホットスパー(一部計画値))
全長10.02m全高 4.22m
全幅12.34m翼面積31.80m2
自重2,630kg最大重量3,470kg
最高速度510km/h上昇限度8,500m
航続距離不明巡航速度465km/h
発動機ロールスロイス「マーリン」II 液冷V型12気筒 1,030馬力×1基
乗員数2名総生産機数1機
武装7.7ミリ機銃×5(旋回銃座4、前方固定1)
主要タイプ Hotspur:原型機のみ製作された複座戦闘機