ハインケル He46直協偵察機

Heinkel He46

ドイツ空軍

He46
ハインケルHe46E−2

 ドイツ航空省が出した陸軍直接協同偵察機(ただし運用は空軍)の要求に応えて製作された高翼 単葉機。最初の原型機は長い高翼と短い下翼がある一葉半の機体だったが下方視界改善のため高翼 部分の面積を拡大し下翼を廃した単葉に改められた。また原型機ではブリストル・ジュピターエン ジンを搭載していたが、生産型はより強力なジーメンスエンジンに変更されている。
 1936年頃までに当機の部隊配備は終了し、スペイン内戦などに参加した。第二次大戦が 開戦したころには後継機となる ヘンシェルHs126へ交替 しつつあり、大半の機体は訓練任務やハンガリー軍への貸与機(ドイツ軍のソビエト侵攻作戦「バ ルバロッサ作戦(Unternehmen Barbarossa)」にもハンガリー軍の機体として参加した)などに使 用されていたが、1943年頃からは再度実戦部隊に戻され、妨害作戦の一環として夜間爆撃など に使用されている。

機体詳細データ(He46C−1)
全長 9.50m全高 3.40m
全幅14.00m翼面積32.90m2
自重1,766kg最大重量2,300kg
最高速度260km/h上昇限度6,000m
航続距離1,000km巡航速度220km/h
発動機ジーメンス SAM22B(ブラモ322B) 空冷星形9気筒 660馬力×1基
乗員数2名総生産機数481機
武装7.92mm機銃×1、爆弾最大200kg(10kg軽爆弾×20)搭載可能
主要タイプ He46a:最初の原型機。一葉半の主翼を持つ
He46b:高翼単葉となった原型。ジュピターエンジン(580hp)搭載
He46c:生産型の元となった原型機。7.92mm機銃×1搭載
He46C-1:初期生産型。偵察用カメラ×1または10kg軽爆弾×20発搭載
He46C-2:ブルガリア向けの機体。NACAエンジンカウル装備
He46D-0:改良型の生産前機
He46E:改良型生産機。NACAエンジンカウルは通常外していた。E-1〜-3型
He46F:アームストロング・シドリ社製パンサーエンジン(560hp)搭載の非武装練習機