ハインケル He45練習/偵察機

Heinkel He45

ドイツ空軍

He45
ハインケルHe45A−1練習機(He45a原型機か?)

 第一次大戦の敗戦により軍備を禁じられたドイツ軍が秘密裏に再軍備の準備を進めていた時期に 汎用機として製作されたHe45は1932年に初飛行を行った。原型機は3タイプが製作され、 基本型のa、4翅プロペラを装備したb、後部席に後方旋回機銃を搭載したcと名付けられたが、 これら原型はそれぞれが生産型A〜C型のベースとなっている。当時としてはオーソドックスな複 葉機であったが、両大戦の谷間となるこの時期に生産された機体で生産数500機以上というのは 成功した部類に入るだろう。
 生産型の一部は偵察機兼夜間攻撃機として使用され、第二次大戦でも1942年頃まで東部戦線 を中心に任務に従事したが、旧式化や高空性能不足のため第一線から退き練習任務へと格下げされ ていった。

機体詳細データ(He45C)
全長10.00m全高 3.60m
全幅11.50m翼面積34.6m2
自重2,105kg最大重量2,745kg
最高速度290km/h上昇限度5,500m
航続距離1,200km巡航速度230km/h
発動機BMW VI-J32 水冷V型12気筒 750馬力×1基
乗員数2名総生産機数512機
武装7.92mm機銃×2(前方1、後方1)、爆弾最大300kg搭載
主要タイプ He45a:基本型となる原型機。2翅プロペラ
He45b:4翅プロペラ装備の原型機
He45c:7.92mm機銃×2を搭載した原型機
He45A:最初の生産型。A-1型は練習機、A-2型は偵察機として使用された
He45B:改良型。B-1型は7.92mm機銃×1搭載、B-2型は100kgまでの爆弾搭載可能
He45C:c型原型機そのままの生産型、ただし下翼に補助翼を追加した
He45D:C型の改良型。生産数は少ない
He61:中国向けの輸出機体。BMW VIエンジン(660hp)を搭載