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ホルテンHo229(ゴータGo229)戦闘機

Horten Ho229 (Gotha Go229)

ドイツ空軍

Ho9V1
Ho229の原型となるHo9(原型1号機V1)

 ドイツのホルテン兄弟(Walter Horten & Reimar Horten)は先進的な無尾翼全翼機設計者として 現代にまで名前を残しているが、彼らが設計した機体のうちジェットエンジンを搭載する戦闘機型 として計画されていたのがHo9と名付けられた機体であった。この機体開発は『1,000キロ グラムの爆弾搭載、1,000キロ以上の航続距離、時速1,000キロの最高速度』を目指して いたため3000(1,000を3つ加算した数字)計画とも呼ばれていた。
 原型1号機は1944年に無動力のグライダーとして初飛行したが、実際にはBMW003ター ボジェットエンジンの搭載が予定されていた(エンジンの小型化ができなかったので搭載不可能と なった)。原型2号機はBMW003よりも小さいユンカース・ユモ004エンジンを搭載して完 成したが、数回の試験飛行(実飛行時間2時間)でエンジン故障をおこし、墜落して失われてしま っている。
 しかし、この数少ない試験飛行で800キロ/時という最高速度を発揮したため、ドイツ空軍は 生産型の量産を計画した。ただしホルテン兄弟は量産を実施できる工場を持たなかったためゴー タ社に協力を仰ぎ、量産原型機(ゴータ社が製造したためGo229と呼称されていることが多い が、正式にGo229の呼称を付与されたことはない)の生産が開始されたが、結局ドイツが降伏 し工場が連合軍に占領された時点で1号機が完成していたに過ぎなかった。
 なお、ホルテン兄弟は単発ジェットエンジンの戦闘機型Ho10も計画していたが、こちらは終 戦までに原型機が完成しなかった。

機体詳細データ(Ho229A−0(スペックは計画値))
全長 7.47m全高 2.8m
全幅16.78m揚力面面積51.5m2
自重4,600kg最大重量8,500kg
最高速度1,000km/h(高度6,100m)上昇限度16,000m
航続距離1,500km巡航速度不明
発動機ユンカース「ユモ」004Cターボジェット 推力1,000kg×2基
乗員数1名総生産機数3機(Ho9含む)
武装30ミリ機関砲×4、爆弾搭載も予定
主要タイプ Ho9V1:ホルテン兄弟製作の原型1号機。エンジンは搭載されず
Ho9V2:原型2号機。Jumo109-004エンジン搭載。エンジン故障で墜落
Ho229V:3号機以降の原型機。7号機まで計画されたが終戦までに製造着手できたのは3号機のみ
Ho229A-0:ゴータ社が生産した量産型原型。1号機が完成したが飛行する前に終戦