ゴーダ Go145練習機

Gotha Go145

ドイツ空軍 他

Go145
ドイツ空軍で練習機として使用されたGo145A

 第一次大戦の敗戦により締結されたベルサイユ条約の取り決めで1919年に閉鎖となったゴーダ社 であったが1933年になって復活した。このGo145は復活第一作目となる機体であるが、長いブ ランクやドイツ再武装化を警戒する近隣諸国との兼ね合いから練習機用として製作されることになった。
 木製構造羽布張りの複葉機で、このクラスの練習機に搭載されるエンジンとしてはベストセラーエン ジンであるアルグスAs10エンジンを装備しており、初飛行の翌年に早速ドイツ空軍へ基本練習機と して就役を開始している。
 第二次大戦が始まると東部戦線においてドイツ軍はソビエト軍の夜間妨害爆撃に悩まされることにな ったが、この前線部隊に対する『嫌がらせ爆撃』が有効なことは身をもって感じていたため、1942 年末にドイツ軍も攪乱作戦部隊(Störkampfstaffeln。後に夜間戦闘攻撃隊(Nachtschlachtgruppe) と改称)を結成することにし、当機をこの部隊に配備した。これら攪乱部隊の機体は終戦まで第一線で 戦い抜いている。
 当機はゴーダ社以外にもアゴ社、BFW社、フォッケウルフ社などの工場でも生産されたほか、スペ インやトルコなどでもライセンス生産され、終戦までに約10,000機が製造されたといわれる。

機体詳細データ(Go145A)
全長 8.70m全高 2.90m
全幅 9.00m翼面積21.75m2
自重 880kg最大重量1,380kg
最高速度212km/h(海面高度)上昇限度3,700m
航続距離630km巡航速度180km/h
発動機アルグス As10C 空冷倒立V型8気筒 240馬力×1基
乗員数 2名総生産機数約10,000機
武装武装なし(攪乱作戦時には軽爆弾を搭載した)
主要タイプ Go145A:初期生産型。開放式の複操縦装置付き操縦席を持つ基本練習機型
Go145B:密閉風防と主脚覆いを採用した改良型
Go145C:後部座席に後方旋回式7.92mm機銃×1を搭載した射撃練習機型
CASA 1145-L:スペインのCASA社で製造された機体の現地呼称