グールドゥ・ルスール GL−432艦上爆撃機

Gourdou-Leseurre GL-432

フランス海軍航空隊

GL-432BP1

GL-482
(上段)GL−432BP1 / (下段)GL−482試作機

 フランスの航空技術者シャルル・グールドゥ[Charles Edouard Pierre Gourdou]とジャン・ルスール [Jean Adolf Leseurre]が開発したGL−30シリーズから発展した機体。GL−30はレース用機か ら発展した単座戦闘機だったが、1931年に完成したGL−430は単座爆撃機として設計されて いた(そのため原型機はGL−430.01B1(B1は単座爆撃機を表す記号)と名付けられた)。
 パラソル式高翼だったGL−30シリーズと異なり、GL−430は主翼を胴体上に支える支柱を 強化していたが、それ以外の部分はGL−30シリーズの主要生産型であるGL−32に似た機体で あった。ジュラルミン鋼管構造の布張り機で、胴体下に50キロ爆弾を搭載しての急降下爆撃が可能 であった。
 機体後部の構造を強化して着艦用フックを取り付けたGL−430原型機は、フランス海軍の手に より長期間の試験運用が実施され、1935年になって海軍から生産前機となるGL−432BP1 (BP1は単座急降下爆撃機を表す)4機の発注が行われた。GL−432は原型機よりも構造が強 化されており、また洋上運用のため不時着水時に機体を浮かせるための浮き袋が内蔵されていた。爆 弾搭載量は原型機よりも大きくなり、海軍用の225キロ爆弾を搭載できるようになった。
 36年からフランス海軍はGL−432を使用して運用試験を実施したが、量産化に着手する前 に第二次大戦が勃発したため、試作機の域を出ることなく終わっている。またGL−432をベース にした単座戦闘機GL−482や発展型艦上爆撃機GL−531なども試作されたが、これらの機体も フランス降伏のため、計画破棄となってしまった。

機体詳細データ(GL−432BP1)
全長 7.60m全高 3.10m
全幅12.20m翼面積25.00m2
自重 910kg最大重量1,370kg
最高速度280km/h上昇限度9,000m
航続距離 600km巡航速度不明
発動機グノーム・ローヌ 9Ady 空冷星形9気筒 420馬力×1基
乗員数 1名総生産機数原型1機+4機(GL-432)
武装7.5mm機銃×1(前方固定)、150kgまたは225kg爆弾×1
主要タイプ GL-430.01B1:原型機。単座爆撃機として開発(1機)
GL-432BP1:生産前機。艦上爆撃機として完成(4機)
GL-482:イスパノスイザ12Xbrsエンジン(500hp)搭載の単座戦闘機型試作機。GL-432