フィアット G12輸送機

Fiat G.12

イタリア王立空軍

G.12
イタリア空軍のG12T輸送機

 イタリアが第二次大戦に参戦した直後に完成した旅客貨物機。元々は民間航空路線用として 設計された乗客14名の機体であったが、イタリア参戦に伴って主に軍事輸送機として使用さ れることになった。
 全金属製単葉引込脚の3発機でアルプス越えの飛行ができる能力を持っていたが、軍用に転 用されてからは、兵員22名を乗せる機体へ改修されている。イタリア軍は北アフリカへの輸 送任務に使用したが、この機体を供与されたドイツ軍やハンガリー軍は東部戦線でも輸送任務 に使用した。
 イタリア休戦後もドイツ軍の指示により生産が続けられており、戦後のイタリア空軍でも少 数機が使用されている。

機体詳細データ(G.12T)
全長20.10m全高 4.90m
全幅28.60m翼面積113.50m2
自重8,890kg最大重量12,800kg
最高速度396km/h(海面高度)上昇限度8,000m
航続距離1,740km巡航速度308km/h
発動機フィアット A.74 RC.42 空冷星形複列14気筒 800馬力×3基
乗員数3名+兵員22名総生産機数104機
武装7.7mm機銃×1〜3
主要タイプ G.12C:14座席の民間航空路線用旅客機。生産数はごく少数。
G.12T:22名の兵員もしくは同等重量の貨物を搭載可能な輸送機型。主要生産型