フォッケウルフ Fw58ヴァイヘ

Focke-Wulf Fw58 "Weihe"

ドイツ空軍 他

Fw58C
Fw58C−2

 1935年に6座輸送機として完成した軽輸送機。鋼管溶接構造の胴体にアルミ合金または 羽布張りの外皮を持つ支柱付き低翼単葉双発機。愛称の「ヴァイヘ」とはドイツ語でチュウヒ (ハヤブサ科の鳥。英語ではHarrier)のことである。原型2号機と4号機は機首と操縦席背後 に銃座を持ったモデルとして製作され、第二次大戦前に就役した軍用モデルFw58Bの先駆 けとなった。
 軍では軽輸送以外にも操縦訓練、通信や射撃などの機上練習、傷病者後送や通信連絡、写真 偵察や気象偵察など幅広い任務へ従事し、ドイツ以外にアルゼンチン、中国、ハンガリーなど をはじめとした国々へも多数が輸出され、ブラジルではB−2型のライセンス生産も行われて いる。第二次大戦ではB型およびC型が各種任務に従事した。

機体詳細データ(Fw58B−1)
全長14.00m全高 3.90m
全幅21.00m翼面積47.00m2
自重2,400kg最大重量3,600kg
最高速度270km/h上昇限度5,600m
航続距離800km巡航速度不明
発動機アルグス As10C 空冷倒立V型8気筒 240馬力×2基
乗員数4〜6名総生産機数約1,350機
武装7.92mm機銃×2(操縦席背後)
主要タイプ Fw58V:原型機。正式にはFw58V1のように製造(計画)順に番号を付与
Fw58A-0:民間向け旅客型として計画された機体
Fw58A-1:A-0型をベースにした盲目飛行/無線航法練習機
Fw58B-1:初期軍用型。訓練・通信等に使用された
Fw58B-2:機首にガラス張り銃座を追加した射撃練習機型
Fw58C-1:B-1型改良の主要生産型。アルグスAs10Cエンジン搭載
Fw58C-2:C-1と同様の機体だがヒルトHM508Dエンジン(260hp)を搭載
Fw58D:人員輸送型
Fw58E-1:気象観測機型。降着装置をソリ型としたE-2型も同様
Fw58E-3:汎用輸送機型
Fw58F:人員輸送型
Fw58G:患者輸送型
Fw58H:各種装備の実験用プラットフォーム機。同様の機体にJ型もある
Fw58K:輸出向け変形機体
Fw58W:双フロートを装備した水上機型