アヴィオン・フェアリ フォックス偵察戦闘機

Avions Fairey Fox

ベルギー空軍

Fox IIIC
ベルギー空軍のフォックスIIIC

 1920年代に英国のフェアリ社が開発し英国空軍に就役させたフォックス複座爆撃機は、同時代の 戦闘機よりも高速だったため各国の注目を浴びた。ベルギー空軍もこの機体に関心を持ちフェアリ社 のベルギー国内法人であるアヴィオン・フェアリ社でフォックスIIをライセンス生産し、1933年 から就役させている。
 ライセンス機の納入に引き続き、アヴィオン・フェアリ社ではフォックス爆撃機の改良型開発を実 施し、搭載エンジンをイスパノスイザ12Yに変更することで出力をほぼ倍加させた機体を完成させ た。これが当機である。
 ベルギー空軍では複座の偵察戦闘機として当機を就役させ、機体の製造は1939年に終了したが 1940年5月にドイツ軍が侵攻してきたとき一部の部隊では現役であり、ドイツ軍との交戦を行っ ている。

機体詳細データ(フォックスVI)
全長 9.17m全高 3.35m
全幅11.58m翼面積27.22m2
自重1,134kg最大重量2,245kg
最高速度365km/h(海面高度)上昇限度11,200m
航続距離600km巡航速度349km/h
発動機イスパノスイザ 12Ydrs 水冷V型12気筒 860馬力×1基
乗員数2名総生産機数196機(Avions Fairey社製造合計)
武装7.7mm機銃×2〜3(前方固定1〜2、後方旋回1)、軽爆弾(20kg×6等)
主要タイプ Fairey Fox II:英国製(ライセンス生産含む)の複座爆撃機型。当機の原型
Avions Fairey Fox III:Fox IIにアームストロング・シドリ「サーバル」エンジン(340hp)を搭載した型(13機)
Avions Fairey Fox IIIC:Fox IIに密閉風防を装備した改良型(48機)
Avions Fairey Fox IIIS:Fox IIICに複操縦装置を装備したモデル(4機)
Avions Fairey Fox V:Fox IIのエンジンを12Ybrsに換装した原型機(1機)
Avions Fairey Fox VI:Fox Vに準ずる生産型(86機)
Avions Fairey Fox VII:Fox VIを単座戦闘機化した原型機。7.7mm機銃×6(2機)
Avions Fairey Fox VIII:Fox VIの改良型(12機)