コールホーフェン FK58戦闘機

Koolhoven F.K.58

フランス空軍

F.K.58
フランス空軍所属のFK58

 フランス空軍がオランダのコールホーフェン社に発注して製作させた単座戦闘機。同社では 以前オランダ空軍に提案した機体(ちなみにフォッカー社の D.XXIとの競争に敗れ 採用されなかった)の設計を流用して3ヶ月という短期間で原型機を完成させており、原型機は 1938年7月に初飛行した。
 木金混合構造の機体で主翼や胴体は布張りと旧式機からの過渡期的存在であったが、主脚は引き込み式と なっていた。性能的には仏空軍の主力であるMS406に 勝っていたが、フランス国内のメーカーが開発した新鋭機 (MB151D.520)に比べると、やや物足りな さを感じるものであった。
 1939年初頭にフランスは生産型50機を発注し、原型2号機の設計をベースにした初期生産型36機 がオランダの工場で製造されたが、ドイツによるフランス侵攻までに納入されたのは18機で、引き渡され なかった機体はオランダの工場にてドイツ軍に破壊されてしまっている。
 元々は植民地軍用として導入された機体であったが、侵攻を受けたフランス本国の防衛のため使用され、亡 命ポーランド人部隊の機体としてフランス降伏まで活躍している。

機体詳細データ(FK58a)
全長 8.67m全高 3.00m
全幅10.97m翼面積17.30m2
自重1,930kg最大重量2,750kg
最高速度475km/h上昇限度10,000m
航続距離750km巡航速度430km/h
発動機グノーム・ローヌ 14N-39空冷星形複列14気筒 1,030馬力×1基
乗員数1名総生産機数20機(仏軍納入機)
武装7.5mm機銃×4
主要タイプ F.K.58:原型機呼称。イスパノスイザ14AAエンジン(1,080hp)搭載(2機)
F.K.58a:(初期)生産型呼称。グノーム・ローヌ14N-39エンジン搭載(18機)