このページは
Keyのミリタリーなページ の
コンテンツの一部です。

ブラックバーン ファイアブランド艦上戦闘雷撃機

Blackburn Firebrand

英国艦隊航空隊

Firebrand TF.II

Firebrand TF.4
英国海軍のファイアブランドTF.II(上段)/TF.4(下段)

 1939年に艦上戦闘機を求めて英国海軍が出した要求仕様書N.9/39により開発が始まった機体。 翌年出された要求仕様書N.11/40に基づいて原型機3機が製作された。
 原型機および生産前機にはネピア・セイバーエンジンが搭載されたが、セイバーエンジンの供給は タイフーンに割り当てられたため、 主要生産型では星形空冷のブリストル・セントーラスエンジンに変更されている。TF.II以降の機 体は主脚の間隔を広げ、車輪室の間に航空魚雷1本を搭載できるようにされ、空戦と攻撃だけでなく雷 撃をもこなせる世界的にも珍しい艦上機となっている。実際に海軍では当機を『戦闘雷撃機』(torpedo-strike fighter) というカテゴリに類別した。
 第二次大戦中に部隊配備された機体は生産前機T.と初期型のTF.IIのみで、その 他の機体は第二次大戦終結後に配備となったため活躍の場は残されていなかった。操縦性を改善された TF.4は終戦直前に完成したが、量産型納入は終戦後となり、その後1950年代初頭に ウェストランド・ワイバーンに 後を託して消えていった。

機体詳細データ(ファイアブランドTF.5)
全長11.81m全高 4.04m
全幅15.63m翼面積35.58m2
自重5,368kg最大重量7,938kg
最高速度547km/h(高度3,960m)上昇限度8,685m
航続距離1,191km巡航速度412km/h
発動機ブリストル「セントーラス」XI 空冷星形複列18気筒 2,520馬力×1基
乗員数1名総生産機数223機
武装20mm機関砲×4、胴体下に航空魚雷×1もしくは主翼下に27kgロケット弾×16
主要タイプ B-37:当機の社内モデル名。原型機の呼称でもある(原型機3機)
Firebrand F.I:生産前機。セイバーIIIエンジン(2,300hp)搭載、20mm機関砲×4、227kg爆弾×2(9機)
Firebrand TF.II:F.Iの主脚間を広げ魚雷を搭載できるようにしたモデル(12機)
Firebrand TF.III:TF.IIにセントーラスVII(2,400hp)エンジンを搭載したモデル(原型2機+27機)
Firebrand TF.4:TF.IIIの垂直安定板を拡大し不安定さを解消したモデル(102機)
Firebrand TF.5:セントーラスXIエンジンを搭載した最終モデル
Firebrand TF.5A:TF.5に動力駆動の補助翼を追加したモデル(TF.5と合わせて68機)