ブリュースター F2Aバッファロー艦上戦闘機

Brewster F2A "Buffalo"

合衆国海軍航空隊 他

F2A
米国海軍航空隊VF−2所属のF2A−2

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 第二次大戦傑作機コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
バッファロー
第27号(2017.03.07)
B-239バッファロー戦闘機 1943年
フィンランド空軍飛行第24戦隊 Jorma Karhunen大尉機


 米国海軍が提示した新時代の艦上戦闘機の開発要求に対して提案された機体。米国海軍初の単葉艦上戦闘 機となった。海軍の要求は単葉・主翼フラップ・着艦用拘束装置・引き込み脚・密閉式風防などを含んだ仕 様書として表れており、まさに新時代の戦闘機を求めたものであった。
 この仕様に沿った提案として提出されたのが、ブリュースター社のXF2A、グラマン社のXF4F、セ バスキー社のXFN−1の3機だったが、制式採用となったのはブリュースター社の機体であった。(グラ マン社の機体は最初の提案時点では複葉形態であった。これは単葉であった他社の機体が失敗であったとき の保険的意味が強かったが、機体設計に今後の可能性があるとして継続開発となり後に 単葉化されF4Fワイルドキャットの原型とな った)
 1939年に 航空母艦サラトガ搭載機と して配備が始まった生産型であったが、54機生産された初期モ デルのうち44機は対ソビエト戦を戦っていたフィンランドへ(やや同情的に)供与されている。このフィ ンランド機は1944年頃まで第一線で現役として奮闘している。しかし米国海軍の機体は対日戦が始まる と運動性不足から日本軍機に歯が立たず、任務に不適と判断され第一線から退くこととなった。
 海外での使用者としてはフィンランド以外に、ベルギーおよび英国、オランダ領東インドなどがある。た だしベルギーは発注こそしたものの受領する前にドイツ軍が侵攻したため、生産された機体は全機が英国 へ廻されクレタ島防衛戦などで支援任務に従事した。

機体詳細データ(F2A−3)
全長 8.03m全高 3.68m
全幅10.67m翼面積19.41m2
自重2,146kg最大重量3,247kg
最高速度517km/h(高度5,070m)上昇限度10,120m
航続距離1,553km巡航速度415km/h
発動機ライトR-1820-40「サイクロン」空冷星形9気筒 1,200馬力×1基
乗員数 1名総生産機数500機以上
武装12.7mm機銃×4、45kg爆弾×2等
主要タイプ XF2A-1:原型機。ライトXR-1820-22エンジン(950hp)搭載(1機)
F2A-1:初期型。原型機とほぼ同様(10機)
B-239:フィンランドに供与された機体の社内モデル名。F2A-1と同等(44機)
F2A-2:改良型。R-1820-40エンジンを搭載し出力を強化した(43機)
F2A-3:主要生産型。F2A-2の防弾装備を強化したモデル。ただし運動性は悪化(108機)
Buffalo:社内モデル名B-339E。英国向け機体。F2A-3に準ずるが艦上運用装備は無い(170機)
B-339:ベルギー向け機体の社内モデル名。英国向け機体とほぼ同様(40機)
B-339C/D:オランダ領東インド軍向け機体の社内モデル名(C:24機+D:48機)
B-439:オランダ領東インド軍向け機体。GR-1820-G205Aエンジン(1,200hp)搭載(20機)