ドルニエ Do18飛行艇

Dornier Do18

ドイツ空軍

Do18D
Do18D

 1934年にルフトハンザ航空の大西洋横断郵便機として開発されたDo18は、1938年3月に英国 からブラジルまでの距離8,391キロメートルを43時間かけて飛行し水上機直線飛行距離世界記録を樹 立した。
 この長大な航続距離に目を付けたドイツ空軍は同年9月に沿岸偵察機として当機を採用、1940年まで 生産が続けられ100機あまりが製造されたが、軍用機としては馬力と搭載量が不足しており42年には全 機が偵察任務から外され、海上救難任務に使用されるようになった。
 なお第二次大戦で英軍が最初に撃墜したドイツ軍機はこのDo18であり、1939年9月26日に英国 空母アークロイヤル所属 のマクユーイン大尉がドイツ空軍第2沿岸飛行大隊所属の当機を撃墜したものがドイツ機撃墜第1号として 記録されている。

機体詳細データ(Do18G−1)
全長19.25m全高 5.35m
全幅23.70m翼面積98.00m2
自重5,850kg最大重量10,000kg
最高速度260km/h上昇限度4,200m
航続距離3,500km巡航速度220km/h
発動機ユンカース「ユモ」205D 水冷直列対向6気筒ディーゼル 880馬力×2基
乗員数 4名総生産機数100機+
武装13mm機銃×1、20mm機関砲×1、50kg爆弾×2
主要タイプ Do18A:原型機呼称。ユモ5ディーゼルエンジン(540hp)搭載
Do18C:生産前機の呼称。ユモ5またはユモ205Cエンジンを搭載
Do18D:最初の軍用モデル。ユモ205ディーゼルエンジン(600hp)搭載
Do18E:ユモ205Cディーゼルエンジン搭載の民間向け改良型
Do18F:ルフトハンザ航空向けの長距離飛行型
Do18G:ユモ205Dエンジンを搭載したDo18D改良型。主要軍用生産型
Do18H:複操縦装置付きの非武装練習機型
Do18L:Do18FにBMW132Nエンジン(880hp)を搭載した試作機
Do18N:Do18G改装の非武装捜索救難機