カプローニ Ca.331ラフィカ偵察爆撃機

Caproni Ca.331 "Raffica"

イタリア王立空軍

Ca.331B
夜間戦闘機型であるCa.331B(原型2号機)

 1930年代末にイタリア空軍は偵察任務と軽爆撃任務に使用する機体として双発単葉全金属機の 開発を行った。開発指示を受けたカプローニ社ではCa.309Ca.310を参考に、同社初 の全金属モノコック構造の機体を設計、原型1号機は1940年に初飛行した。高速を発揮し、優秀 な操縦性を持った同機はイタリア空軍だけでなく、同盟国であるドイツ空軍からも大いに期待され、 ドイツ軍は同機の国内生産をも計画した。
 その後に完成した原型2号機(1942年初飛行)は夜間戦闘機型として設計されており、こちら も優秀な能力を示したため、イタリア空軍では1,000機もの量産を計画した。またエンジンをド イツのDB605A(のライセンス品であるフィアットRA−1050「ティフォーネ」)に変更し た高機動型や37ミリ機関砲を搭載する高火力型といった改良型も計画されていた。
 しかし、連合軍の反攻が激化したことから量産準備が遅れ、結局量産着手前にイタリア軍は休戦と なり、量産型が完成することはなかった。ちなみにドイツで計画された量産計画も資材不足などで実 現には至っていない。

機体詳細データ(Ca.331B)
全長11.74m全高 3.48m
全幅16.40m翼面積38.40m2
自重4,600kg最大重量6,800kg
最高速度505km/h上昇限度7,600m
航続距離1,815km巡航速度不明
発動機イゾッタ・フラスキーニ「デルタ」IV 空冷V型12気筒 850馬力×2基
乗員数 3名総生産機数 2機
武装20mm機関砲×4、12.7mm機銃×4
主要タイプ Ca.331A:偵察爆撃機型。デルタRC-40エンジン(770hp)搭載。Ca.331 O.A.とも呼称される(1機)
Ca.331B:夜間戦闘機型。エンジン出力を強化。Ca.331 C.N.とも呼称される(1機)
Ca.331G:ドイツで生産される予定だった偵察爆撃機型。装備を独軍基準に変更。生産されず