カプローニ・ベルガマスキ Ca135爆撃機

Caproni-Bergamaschi Ca135

イタリア王立空軍 他

Ca135
イタリア空軍爆撃機学校所属のCa135ティーポ・スパーニャ

 1935年に原型機が完成した当機は木金混成構造で布張りの後部胴体を持ち、木製固定ピッチの 2翅プロペラ(生産型では金属製3翅に変更されたが)を持つ旧態依然とした中型爆撃機だった。 設計はベルガマスキ社(Cantieri Aeronautici Bergamaschi (CAB))の手によるものであったが、製 造は親会社であるカプローニ社が行っている。
 スペイン内戦に参加した生産型(Ca135ティーポ・スパーニャと呼ばれた)は搭載エンジン性 能の低さ(原型機よりも強力なエンジンを搭載したのだが、武装を施したため機体重量が増加し最高 速度が1割以上減となった)により目立った活躍ができず、後に出力の大きなピアッジョエンジンへ 換装したモデルが製作された。
 このピアッジョエンジン搭載型は、大陸戦線で使用する重爆撃機の中継ぎを欲していた日本陸軍の トライアルを受けているが不採用となっている(このとき採用されたのは フィアットBR20で、日本陸軍におい てイ式重爆と名付けられた)。
 日本では不採用となった当機だったが、ハンガリーやペルーなどに輸出されハンガリー空軍ではル ーマニア戦線においてドイツ空軍と連携しての作戦に従事し、ペルー向けにはカスタマイズされた機 体(Ca135ティーポ・ペルーと呼ばれる)が納入されている。

機体詳細データ(Ca135P.XI)
全長14.40m全高 3.40m
全幅18.80m翼面積60.00m2
自重6,050kg最大重量9,550kg
最高速度440km/h(高度4,800m)上昇限度6,500m
航続距離2,000km巡航速度350km/h
発動機ピアッジョ P.XI RC40空冷星形14気筒 1,000馬力×2基
乗員数7〜8名総生産機数不明
武装12.7mm機銃×3、爆弾最大1,600kg搭載
主要タイプ Ca135:原型機及びごく初期の生産型。アッソXIエンジン(800hp)搭載
Ca135TipoSpania:アッソXIRC40エンジン(836hp)搭載、武装搭載の実戦型
Ca135(Peru):アッソXIRC45エンジン(815hp)搭載のペルー初期輸出型
Ca135TipoPeru:アッソXIRC40エンジン(900hp)搭載のペルー後期輸出型
Ca135P.XI:エンジンをピアッジョP.XIに換装したTipoSpaniaの呼称
Ca135A80:エンジンをフィアットA80RC41(1,000hp)に換装したTipoSpaniaの呼称
Ca135bisAlpha:アルファロメオ135RC32エンジン(1,400hp)搭載の高速型。原型のみ
Ca135Raid:イゾッタ・フラスキーニ「エッソ」エンジン(985hp)搭載の長距離飛行実験機