カプローニ Ca101爆撃/偵察機

Caproni Ca101

イタリア王立空軍

Ca101
カプローニCa101

 1920年代にカプローニ社が新世代の機体として送り出したCa97の拡大改良型。19 28年に初飛行した機体は鋼管に布張りの構造を持つ高翼単葉機で、飛行性能を高めるためエ ンジンを3発搭載したものであった。原型機や民間型はアルファロメオ社でライセンス生産し たアームストロング・シドリ「リンクス」エンジンが搭載されたが、軍用型ではより強力なエ ンジンに変更されている。
 当初は民間輸送機としてセールスされたが、1932年に軍用モデルが完成しイタリア空軍 夜間爆撃部隊に配属となった。1935年のエチオピア侵攻では爆撃任務(毒ガス攻撃も含む) に従事したが、爆撃任務だけでなく偵察や傷病者輸送など多用途に使用されている。
 後にエンジンを双発化したCa102や単発化したCa111なども製作され、イタリア空 軍により第二次大戦でも使用されているが、新型機の登場により順次退役していった。当機の 輸出先としてはハンガリーがありCa101を15機ほど輸入している。

機体詳細データ(Ca101d2/【 】内はCa111の数値)
全長14.37m【15.30m】全高 3.89m【不明】
全幅19.68m【19.65m】翼面積62.00m2【61.50m2
自重3,275kg【3,490kg】最大重量4,975kg【5,490kg】
最高速度250km/h【290km/h】上昇限度6,100m【5,800m】
航続距離1,000km【1,300km】巡航速度205km/h【225km/h】
発動機アルファロメオ D.2 空冷星形9気筒 240馬力×3基
【イゾッタ・フラスキーニ・アッソ 750RC 水冷列型18気筒 830馬力×1基】
乗員数4〜5名【2〜4名】総生産機数不明
武装7.7mm機銃×2〜3、爆弾最大500kg【7.7mm機銃×4、爆弾最大600kg】
主要タイプ Ca.101:原型を含む民間向け機体の呼称。客席は8座(十数機)
Ca.101d2:最初の軍用型。アルファロメオD.2エンジン搭載
Ca.101bis:中央エンジンをアルファロメオ「ジュピター」IVエンジン(400hp)に変更した改良型
Ca.101E:エチオピア向けに改良された熱帯型。ピアッジョ「ステラ」VIIエンジン(370hp)搭載
Ca.102:双発軍用型。アルファロメオ「ジュピター」VIIIエンジン(500hp)搭載
Ca.102bis:Ca.102のエンジンをイゾッタ・フラスキーニ12R(650hp)に変更した改良型
Ca.102 Quater:「リンクス」エンジン(200hp)を縦列に配置した4発型変形
Ca.111:単発軍用型。イゾッタ・フラスキーニ750RCエンジン搭載(152機)
Ca.111 Idro:Ca.111に双フロートをつけた水上機型(25機)