コードロン C.714シクローヌ戦闘機

Caudron C.714 "Cyclone"

フランス空軍 他

C.714
C.714シクローヌ

 1936年にフランスのコードロン社は、過去3年間のドゥーチュ杯航空機レースでの優勝経験を活かした設計の 軽戦闘機の開発を決定した。この機体はC710として完成し、以後改良を加えC713シクローヌ(大低気圧・サ イクロンの意)となり、そして再設計の結果C714として完成したのが本機である。
 本機は39年の夏に生産が始まったが、フランス空軍に就役するはずだった初期生産型50機はフィンランドへの 援助用に振り替えられた。しかしフィンランドに届いたのは6機だけで、あとは輸送中に失われている。その後約4 0機がフランス空軍に納入されているが、上昇力の不足などから生産は中止された。
 フランスが早期に降伏したため戦闘への参加はほとんど無かったが、一部の機体はビシー・フランス空軍に使用さ れ、またドイツ軍も約20機程を徴発し練習戦闘機などとして使用した。

機体詳細データ(C.714)
全長 8.53m全高 2.87m
全幅 8.97m翼面積12.50m2
自重1,400kg最大重量1,750kg
最高速度485km/h(高度4,000m)上昇限度9,100m
航続距離 900km巡航速度320km/h
発動機ルノー 12R03「Rol」 空冷V型12気筒 450馬力×1基
乗員数 1名総生産機数 99機?
武装7.5mm機銃×4
主要タイプ C.710:軽戦闘機原型。ルノー12Rolエンジン(450hp)搭載。固定脚
C.713:引き込み脚を採用した軽戦闘機原型
C.714:生産型の呼称。100機発注されたが、完成したのは90機程度
C.720:C.714の練習機型。バンガリエンジンまたはルノー4Peiエンジン搭載
C.760:デルタRC40エンジン(750hp)搭載の強化型原型機
C.770:ルノー626エンジン(800hp)搭載の強化型原型