ビュッカー Bu131ユングマン練習機

Bücker Bü131 "Jungmann"

ドイツ空軍 他

Bu131
現在も米国で飛行可能状態に保存されているBu131

 第一次大戦後にスウェーデンのSAAB社重役となったドイツ海軍退役軍人カール・ビュッカーが同社の 若手エンジニアを引き抜き、1932年にドイツで設立した航空機製造会社ビュッカー社が最初に手がけた 製品がこの複座軽練習機であるBu131であった。
 布張り木製の主翼に操縦席周りをアルミ板で張った以外は鋼管溶接の骨組みに布張りというシンプルな構 造の機体は1934年4月に初飛行を行い、ドイツ国内の民間飛行学校はもとよりドイツ空軍の初歩練習機 としてかなりの数が使用されているが、ドイツ国内での正確な生産機数の記録は残されていない。
 またヨーロッパ各国へも輸出され、ハンガリー・ルーマニア・スイスなどではライセンス生産も行われて いる。日本でも当機の製造ライセンスを取得し、 二式陸上初歩練習機「紅葉」 (海軍)、四式基本練習機(陸軍)として生産を行っている。
 第二次大戦が勃発し、ドイツ空軍の初歩練習機はBu181に交替したが、第一線を 退いた当機は地上攻撃中隊の補助として、小型爆弾(1〜2kgのもの)を最前線のソビエト陣地に投下し、 敵歩兵部隊を悩ませる『嫌がらせ爆撃』任務に使用された。
※全角文字では名称をBu131と記述しておりますが、正式にはuの上 に‥印(ウムラウト)のついた欧文特殊文字です。

機体詳細データ(Bu131B)
全長 6.60m全高 2.25m
全幅 7.40m翼面積13.50m2
自重 390kg最大重量 680kg
最高速度183km/h(海面高度)上昇限度3,000m
航続距離 650km巡航速度170km/h
発動機ヒルト HM504A-2 空冷倒立直列4気筒 105馬力×1基
乗員数 2名総生産機数不明
武装武装なし(軽爆弾を数個搭載しての任務可能)
主要タイプ Bü131A:最初の生産型。ヒルトHM60Rエンジン(80hp)搭載
Bü131B:改良型。ヒルトHM504A-2エンジン(105hp)搭載
Bü131C:シュラスマイナー列型エンジン(90hp)搭載の試作機。1機のみ
C4:戦後、チェコのアエロ社で再生産された機体の呼称