ベリエフ Be−4(KOR−2)飛行艇

Believ Be-4(KOR-2)
Бериев Бе-4 (КОР-2)


ソビエト赤軍

KOR-2
ソビエト軍の記章をつけたBe−4(KOR−2)

 艦上運用が可能な複葉水上偵察機として製作されたベリエフKOR−1は デザイン的に失敗作であったため、ベリエフ設計局では発展改良型機体の開発を行った。
 KOR−2と名付けられた当機は1941年に完成した(完成時点にはBe−4と改称されて いた)。胴体は舟型となり、主翼もパラソル式逆ガルの単葉へ変更され、またエンジンも胴体中 央主翼上に搭載されたためKOR−1とは全く異なった印象を与える機体へと変貌を遂げており、 KOR−1が持っていた欠点も解消されていたため即時生産命令が出されることになった。
 ところがセバストポリ[Севастополь]陥落の影響やベリエフ 工場の業務過多から生産着手は遅れ、43年になってクラスノヤルスク[Красноярск]で 生産再開されるまで量産着手できなかった。
 主に黒海艦隊の艦上水上偵察機として配備が行われているが、海軍自体の行動が低調だったこと もあって目立った活躍はしておらず、また生産数も約100機程度とKOR−1に比べて少数であった。

機体詳細データ(Be−4)
全長10.50m全高 4.05m
全幅12.00m翼面積25.50m2
自重2,055kg最大重量2,760kg
最高速度358km/h上昇限度7,300m
航続距離1,150km巡航速度310km/h
発動機シュベツォフ M-62(ASh-62) 空冷星形9気筒 1,000馬力×1基
乗員数2〜3名総生産機数約100機
武装7.62mm機銃×2(前方固定1、後方旋回1)、400kgまでの爆弾・爆雷
主要タイプ KOR-2:艦上運用可能な水上偵察機。原型を含む計画当初の呼称
Be-4:1940年頃に改称された後の呼称