ブレダ Ba.64攻撃機

Breda Ba.64

イタリア王立空軍

Ba.64
イタリア空軍のBa.64

 1930年代初頭、イタリア空軍は戦闘機としてだけではなく爆撃や偵察にも使える多用途機 を欲し、ブレダ社はその仕様を受け当機を開発した。
 ブレダ社が製作した機体は、全金属製片持ち単葉半引込脚と新時代の機体にふさわしいもので あったが、開放式操縦席や張り線で補強された水平尾翼など過渡的な部分も見られるものだった。
 34年に原型機が初飛行し空軍の審査を受けたが、優秀とは言えず平凡な性能しか示せなかっ たため、生産命令は少数機しか出されなかった。量産型を受け取った部隊では当機を戦闘機とし て使用するには性能が不足しているとして、複座攻撃/爆撃機として使用したがやはり能力不足 の感は否めず、失速事故の多発もあってすぐに第一線を退くことになった。
 ごく少数機がスペイン(1機)やソビエト(2機)に輸出されているが、スペインの機体がフ ランコ軍に短期間使用されたこと以外の状況は判っていない。

機体詳細データ(Ba.64)
全長 9.72m全高 3.14m
全幅12.10m翼面積23.50m2
自重2,030kg最大重量3,034kg
最高速度350km/h(高度4,000m)上昇限度7,000m
航続距離 900km巡航速度不明
発動機アルファロメオ 125RC35 空冷星形9気筒 650馬力×1基
乗員数 2名総生産機数 42機
武装12.7mm機銃×2(前方固定)、7.7mm機銃×3(前方固定2、後方旋回1)、
爆弾400kg搭載(12kg軽爆弾×12もしくは400kg爆弾×1)
主要タイプ Ba.64:原型機を含む機体呼称