ブレダ Ba27戦闘機

Breda Ba.27

中国国民政府軍空軍

Ba.27M
中国国府軍の記章をつけたBa27メタリコ

 ブレダ社の技術者チェザレ・パラビチーノが構想した支柱支持低翼単葉機を、パラビチーノが同社を退職 した後を引き継いだアントニオ・パラーノ技師が発展完成させた機体。1930年代初頭に原型3機が製作 されたが、最初の2機は33年にイタリア空軍の審査を受けたものの評価は悪く、原型3号機は広範囲に設 計を改修して製作された。
 1934年に完成した原型3号機は、視界改良のため操縦席を前方に移し、鋼管構造金属張りの胴体や主 脚も空力的に洗練されるなどの改良を経ていたが、36年にイタリア空軍の第86攻撃小隊に配属されての 試験で高い評価を得られず、結局イタリア政府からの発注を受けることは無かった。
 その頃、日本軍との交戦を行っていた中国(国民政府)軍は、制空権確保のため外国からの戦闘機入手に 必死だったこともあり、ブレダ社に対してBa27を18機発注した。中国向けの機体は原型3号機に準じ ていたが、1937年に11機が中国へ引き渡されたのみで、その後国府軍第29戦闘機隊に所属したこと は記録に残されているものの、その活躍ぶりは判っていない。

機体詳細データ(Ba27メタリコ)
全長 7.67m全高 3.40m
全幅10.70m翼面積18.85m2
自重1,260kg最大重量1,790kg
最高速度380km/h上昇限度9,000m
航続距離750km巡航速度不明
発動機アルファロメオ「マーキュリー」VI 空冷星形9気筒 645馬力×1基
乗員数 1名総生産機数14機
武装7.7mm機銃×2(前方固定)
主要タイプ Ba.27:「ジュピター」IVエンジン(580hp)搭載の原型機(2機)
Ba.27M:Ba.27 Metallicoとも呼ばれる原型3号機を含む生産型(12機)